• 現代ドラマ
  • ラブコメ

宮崎駿が尊敬する天才、高畑勲。

1番「好きな」ジブリ作品は『千と千尋の神隠し』なのですが、1番「凄い」と思うのは『火垂るの墓』です。
感情が忙しくなるので、疲れている時は観たくないのですが、アニメ映画で最も打ちのめさせられたのは『火垂るの墓』です。
Mr.ジブリの宮崎駿さんも尊敬していた、エグい作品を数々残しています。
小学生の頃、『平成狸合戦ぽんぽこ』を観て人間に違和感を持たせて、中学生の時に『おもいでぽろぽろ』を観て人生について考えさせられました。
宮崎駿さんとはタイプの違う、心に棘を刺す作風が好きです。
その中でも、最後の作品『かぐや姫の物語』も心に残っています。
正直に白状しますと、最初に観た時はよく分かりませんでした。とにかく、男連中が気持ち悪いなと思ったくらいです。しかし、前述の作品もそうですが、観れば観るほど深みにハマって行くのが高畑クオリティ。2回目から、姫が琴を披露する時に20秒くらい蝶々がウロウロしていることに気づいてから、これはもっと怖い話だと気づきました。幻想小説などで、怪しい力に魅入られる時の演出として蝶々を登場させるのはメジャーな設定です。あの時から、男達がよりいっそうおかしくなりました。たぶん、魅了的な能力が出たのでしょう。
そんな発見が他にもあり、初見よりも2回目の方が楽しかったです。
そして、象徴的なシーンで、かぐや姫が疾走するシーンがあります。途中から四つん這いになるほどの、本気の走り。
そのシーンが好きすぎて、『悪役令嬢は死亡遊戯に挑む』にも影響が出ました。
どこか探しにきてくれたら嬉しいです!

『悪役令嬢は死亡遊戯に挑む』32話『本物の恐怖』
https://kakuyomu.jp/works/16818093074416852537/episodes/16818093076224379121

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する