『輪転式ステレオプティコン』。
書きにくいし覚えにくいんだよ!!!(自業自得)
書きにくくて覚えにくいタイトルはよくないって以前に身をもって学んだはずでしょ!!!!(学習不足)
さて、そもそもステレオプティコンとは何なのか。大抵の人にとってはなじみの薄い言葉だと思います。
いわゆるマジックランタンの一種で、1800年代の映像技術です。二つの静止画スライドを使って、簡単な動画を映写するというやつですね。
もちろん動画といっても現代人が考えるような立派なものではないです。ボカシ効果を挟んで「右足を前に出している絵」と「左足を前に出している絵」を交互に見たら歩いているように見えるよね、というだけのもの。すごく原始的。
それでももちろん当時の最先端技術であり、そして、その後の動画技術の発展の礎のひとつともなりました。たぶんどこかの科学博物館とかには現存しているものもあるんじゃないでしょうか。
なお日本語のWikipediaには項目がなく、Googleで調べようとするとなぜかトランスフォーマー(のディセプティコン)が引っかかります。語源は近いから納得できなくもない。
なんでそのステレオプティコンがタイトルに入っているのか。それはまあ秘密です。
なんでそれが輪転式なのか。何が回るんだ。それも秘密です。
作中でのわかりやすいタイトル回収も、まあ、現時点では予定にありません。
ただ、「なんか古い映像技術なんだなー」といったイメージだけでもぼんやり頭に入れておいていただければ、『輪転式ステレオプティコン』を少しだけ解像度高く読み進められるかもしれません。