BUCK-TICKメインボーカル、櫻井敦司氏が亡くなられました。SNSを休止しているため、どこかに書かないと落ち着かないのでここに書きます。
この7月に完結した拙作”Light Years”には、主人公バンドのサポート役として”小鳥遊龍二”という年齢不詳の男性が登場するのですが、彼の外見的イメージをどう描写するかと考えた時に、ふと思い当たったのが櫻井敦司、あっちゃんでした。作品中では主人公、大原ミチルの視点で”お母さんが好きな、BUCK-TICKの櫻井敦司がもうちょいマイルドになったみたいなイケメン”と描写しています。そんなキャラを描写した数ヶ月後、そのモデルの櫻井敦司が亡くなるなど、考えもしませんでした。
櫻井敦司に”訃報”とか”葬儀”という、散文的な言葉は似合いません。スピードを上げて摩天楼をダイブする、永遠に狂った惡の華です。最期をステージで迎えたというのは、悲しいけれど、ある意味では最期まで、究極的に櫻井敦司だったのだとも思います。
ここ数年内では、もとT-SQUAREの和泉宏隆氏の訃報と並ぶ衝撃でした。
冥福など祈りません。我々ファンの心のステージで永遠に生き続けているあっちゃんに、冥福など祈りようがないのですから。