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『親に捨てられて帰る家もない少女を拾った話』、書いてみて色々。


本日完結しました拙作、『親に捨てられて帰る家もない少女を拾った話』。
読んでいただきありがとうございます。往雪です。
最後までよんでからこっちも読んでくれると喜びます。

とにかく、完結おめでたい。ぱちぱち。

作品についてちょこっと書き記そうと思います。
そこそこネタバレもあります。



まず変わったところ、文字数です。
多くて10万文字以内に収める予定でしたが、11万後半に差し掛かってしまいました。12万文字以内にはどうにか収めようと頑張りました。
そのせいで消えた閑話が2話ほどあります。
回想シーンも1万文字以内の予定→18000文字オーバー。
まるで見通しがつきませんでした。


つぎに、登場人物たちです。
輔は最初、もっといい家に住んでました。
小説家であるイメージはあったのですが、他の仕事も兼業していて、それで一軒家に住んでいる感じです。ですが、深雪や陽縁との時間が取りづらいことから、超売れてるけど平凡な生活で満足してる小説家になりました。
今後働かなくてもきっと生きていけます。でも、小説は書き続けてます。
書いてる小説はミステリーのイメージです。

あと輔に関しては、最後のシーン。
輔が陽縁と深雪を照らし合わせるシーンは、元々本心として書いてました。ただ、ストーリーが進むにつれて、想像以上に輔が深雪に惹かれてしまったので、言い訳のような形で告げることとなりました。

深雪はプロット段階だと、もっと大人っぽかったです。
今よりませてました。中身が中学生ではない。
彼女もストーリー進行に沿って勝手に積極的になり、(個人的に)可愛くなっていきました。もっと大人しいままのイメージだったのに……。
照れやさん、いいかもしれません。
それ以外に変わったところはあまりないです。
もう少し輔との生活を書き込みたかったのですが、12万文字を最大と見ていたので、泣く泣くカットしました。
裏ではもっとたくさん、無自覚にいちゃいちゃしてます。

辻。彼の登場については、プロット段階ではもっと早くに伏線を張ってたのですが、作品の登場人物が少ない関係上、あまりに怪しさが増すのでやめました。
そう。怪しさをもっと消したかった……!笑
初対面、どう見ても怪しいです。深雪も着いてっちゃダメだよ! と思いながら書いてました。
あとは描写に一番時間がかかったのも彼です。感情移入すると怖くて、毎秒ダメージを受けながら書いてました。そして推敲しまくった結果、一番書き込まれてるシーンに……どうしてこうなったんでしょう。

陽縁は刹那的な女の子のイメージで書きました。
この作品内で唯一、人物像が実在する子でもあります。輔が一目惚れするくらいなので相当見た目は良いです。
物語の最初の方で鳴るアラームは、陽縁が設定したもので、彼女の誕生日です。毎年鳴ります。伏線として回収するか悩みましたが、まあまあどうでもいいかと断念。
また、構想段階では彼女も輔を支える役回りでした。ただその役は深雪ということで、立場がなくなりました。ごめんなさい。


ストーリーについてひとつ。
プロット立て始めの頃は、深雪の親が迎えに来て強制エンドしか思いついていませんでした。現実的というか夢がないというか……。
書いてる途中に二人に幸せになってほしくなり、法律関係を色々調べて結末が変わりました。変えて本当に良かったです。
……ただ、ストーリーの最後がまあまあ駆け足気味なのは、そこから方向転換した影響が出てるかもしれません。


備忘録に、難しかったことも書いておきます。

まず毎日投稿。無理でした。
2回ほどお休みを頂きました。読み続けてくれた方には感謝しかないです。

他にはとにかく推敲に悩まされました。心情描写過多に陥りがちで、読みづらい文章になり、その部分を筆頭に全体で言えば35000文字以上カットされています。
むしろ伝わりにくかったとしたら……それは作者の技量不足です。
精進せねば……!

あとはサブタイトル。
これが今作通して一番びっくりしました。
私は途中から読む……というのはあまりしないのですが、サブタイによって明らかにPVの伸びが違うんですよね。
9話と15話が特に多いです。9話はサブタイを変えるか悩みましたが、教訓としてそのままにしました。
読まれること自体は嬉しいですし!



最後に。
ここまで読んでくださった方、様々な形で応援してくださった方、本当にありがとうございます!
PVが1増えると嬉しくて。評価されるとガッツポーズをとって。
応援コメントが一つ来ると嬉しすぎてその度に舞ってました(誇張じゃなくです!)。
応援コメントに個別に返信はしてなかったのですが、全て5回は読み返しています。重ね重ねありがとうございます!

締めの言葉が思いつかないので、唐突に終わります。

それでは、また。

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