――(emダッシュ)の使い方を備忘録として、近況ノートにメモさせて下さい。
使い方
1.追加情報や補足説明をするとき
(例文)
彼女のことが好きなのだ――世界の誰よりも。
2.強調や劇的な間(文にインパクトを持たせる、間を演出する)
(例文)「まじか!――彼女に居留守を使われた!」 (強調)
(例文)彼女に告白すると――彼女は言いづらそうにぼそっと言った。「あなたのこと、嫌い」 (間)
3.会話や考えの途中で途切れる表現、焦る様子を表現
(例文)「彼女は本当に俺のことを――いや、そんな筈がない!」
(例文)「彼女が警察を呼ぶことも――だとしたら、逃げるしかない!」(焦る様子を表現)
4.対比の強調
(例文)彼女は楽しそうに彼氏と会話をしながら散歩し――俺は事情聴取をする名目で近くの警察署まで連れて行かれた。
句読点等を――の前に使えるか?
1.「!」や「?」は――の前に使える
(例文)まじか!?――彼女が被害届を出しているなんて!
2.「。」は――の前に使わない
×彼女は被害届を出していた。それが何よりの証拠だ。――本当に彼女は俺のことを嫌っていたのだ!
3.「、」は――の前に基本的には使わない。が、例外的に 極端な間の演出 で使うことは可能
(例文)「つまり彼女は、――俺の唯一無二の魅力に気付いていない、ということか!」