• 異世界ファンタジー
  • 恋愛

残暑お見舞い申し上げます

 こちらに書くのは、すっかりご無沙汰になってしまいました。
 現在、『風は遠き地に』本編は、最終章の第五章 竜が啼くに入りまして、いよいよ最終決戦へ向かい始め、それと並行して、七夕には短編『星夜の願い』、夏休み短編で『軌跡一路〜ある剣士の決意〜』を二編公開しました。
 短編は二編とも『風は遠き地に』のキャラクター達の番外編ですが、いつものように全く独立したお話になっているので、本編未読既読は問わずでお楽しみ頂けます。私の作品が気になるけれど、本編は長くてどこから読んでいいか分からない、という方はぜひ、短編の中で気になるお話からお読み下さい。つまみ食いも大歓迎です(笑)。

 せっかくなので、少し、最近公開の短編のお話をしますね。

 まず、七夕に書いた『星夜の願い』は、夏祭りの日に熱を出して療養していた十歳の姫君・姫沙夜(キサヤ)が、夜になって熱が下がったものの、祭りに行けるわけもなく、皆が出払っている隙をついてそっと屋敷を抜け出し迷子になり、17歳の銀髪の青年・靂(レキ)と出会う、夜の冒険譚です。視点が10歳の姫紗夜なのもあって、ほっこりした雰囲気のお話になっています。4000文字未満で、10分かからずに読める手軽さも魅力かと。夜のお話で気温低めな描写なので、夏の涼にもおおすすめです。

 そして、先日公開したばかりの『軌跡一路〜ある剣士の決意〜』。
 こちらは約17000文字、まめて読むと35分程度ですが、10部に分けており、各部は3〜5分程度で読めます。
 これは、剣に人生を賭ける22歳の驃(しらかげ)が、ある日の魔物討伐の際、後輩を庇って顔と利き腕に大きな傷を負う場面から始まるので、最初こそ凄惨な描写から入りますが、内容は、友情や親子の絆、そして恋愛要素も絡んだヒューマンドラマに仕上がっています。最初も最初だし、途中もなかなかに苦しい展開はありますが、読了後には、清々しい気分をお届けできる結末になっています。
 ちなみに驃(しらかげ)は『風は遠き地に』本編では26歳になり、剣は両利きで頼れる兄貴分に成長していますので、気になったらぜひ本編も覗いてみて下さい。
 
 そんなこんなで、いつも、読んだり反応をくださる方々の応援に後押しされて、本編や、他に浮かぶエピソードを、どう綴っていこうかワクワクしながら、楽しい執筆生活が送れています。ありがとうございます。
 まだまだ暑い日が続くようなので、お互い体に気をつけて、夏を乗り切って行きましょう!

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する