天使と女神シリーズは、高校時代に天使のコトリ、女神の加納(シオリ)と並び称された校内随一の美人のお話から始まっています。シリーズとしてもこの二人を軸にするつもりでしたが、都合により天使のコトリと氷姫(ユッキー)の話になってしまっています。
シオリが使い難かったのはフォトグラファーの設定としていたからです。コトリがシリーズ初期の中心でしたから、コトリが勤務していたクレイエールにユッキーも、シノブも、ミサキも集める必要があり、接点を作るのに無理があったぐらいです。
ただシリーズを重ねるとネタに困り、女神の休日からシオリの再活用を図っています。浦島夜想曲から、このシオリの冒険は、シオリのキャラ設定の再構築期ぐらいになります。
もちろん接点が薄かったユッキーやコトリとの関係を深めるのも狙いですが、シオリが経営するオフィス加納の舞台を作るのも含まれます。
書いている時はそこまで深く考えていたわけではありませんが、それなりに書きあがったと思っています。