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流星セレナーデ

 これを書いた頃はスケールの大きい小説を書きたいと思っていました。あれこれ構想を巡らしたのですが、女神のルーツ編になっています。女神のルーツは地球ではない設定にしていましたが、とりあえず地球からエランには行けません。

 この辺は太陽系内にエランを設定するのも考えましたが、どうしたって無理があります。ですからエランから地球に来る必要があります。そう、宇宙船団の来襲のSFパニックものになっています。

 SFパニックものもあれこれパターンがあり、ハリウッドなら人類の知恵と勇気で撃退になるのが多いですが、基本的に避けています。そうなると舞台は政府レベルになるからです。

 それとエランから地球に来る必然性が必要です。地球侵略とか、人類奴隷化みたいな設定がポピュラーですが、そもそも惑星間輸送でペイするかの問題はずっと疑問でした。

 それとパニック物でテキストが映像に絶対に勝てないのが戦闘シーンの描写です。ですから、そちらより人間ドラマに重点を置いたつもりです。

 エラン・シリーズはこの後に断続的に第3作まで広がったので、その第1作として愛着のある作品です。

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