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【暇だったので】薬師(笑)の異世界冒険譚の裏設定

 お久しぶりです、Ozと申します。
 しばらく更新しておりませんでしたが、少々リアル方面が忙しかったためです。物理学はあんまり好きじゃないのですよね……。

 本日は薬師(笑)の世界における『勇者の国』の裏設定を垂れ流したいと思います。

 ……いや、ぶっちゃけ、あれです。裏話をまとめて別の番外編を作ろうかと思ったのですが、主人公にしようと思っている人がまだ本編のフラグを回収しきれていないので、書けないのです。

 書きたい……でも、書けない………あっ、近況ノートあるやん。というわけで、裏設定。

・勇者の国の派閥

 本編でもあるように、勇者の国には『ギルマス派』と『貴族派』があります。対立の理由は、国内に大量にあるダンジョンの管理方法をめぐるトラブルです。

 ダンジョンからは魔物がほぼ無限に涌き出てきます。魔物を倒せればその死体から魔石やその他もろもろの資源を得ることができます。まあ、倒せれば、ですけれども。

 ダンジョンは、最下層に位置するダンジョンコアと呼ばれる水晶を壊さない限り、永遠に稼働し続けます。一度ダンジョンコアを壊されたダンジョンは、二度と復活しません。

 そのため、勇者の国における冒険者たちの仕事は大きく二つに分けることができます。

 一つが、ダンジョンに潜り、魔物を討伐して数を減らしつつ素材を回収する仕事。
 魔物と戦うことで自身のレベルを上げることもでき、人気なお仕事です。勇者の国の冒険者なら必ず一度はダンジョンに潜ります。

 もう一つが、ダンジョンに潜らず、地上で下働きをすること。主人公がやっていたことですね。魔物はダンジョンの中では無限に湧きますが、地上にいる魔物は通常に生殖活動を行い、数を増やします。

 どちらの仕事も(魔物と戦うつもりであれば)命懸けのお仕事です。が、ダンジョン内でのお仕事の方がお金儲けしやすいのです。

 何故か?そりゃ、無限沸きする魔物を階層転移しながら探せるダンジョンの方が魔物と戦いやすいでしょう。地上の魔物たちは通常生殖を行うため、乱獲すれば絶滅しますし、見つからないときには全然見つかりませんので。

 ちなみにですが、ダンジョンの魔物と地上の魔物ですと、地上の魔物の方がダンジョンの魔物よりもはるかに強いです。命はひとつだけですし、何より、彼らには意志や進化する力がありますから。

 ですが、ダンジョンの魔物たちは食事を必要としません。未踏破ダンジョンの最下層にいる魔物たちが餓死しない理由がこれです。ダンジョン内部にいる限り、彼らは飢えを知りません。ただ、ダンジョンに侵入してきた生物を殺すという目標のみを持ち続けます。(一部仲間や人間をオモチャにする魔物もいますが。)

 まあ、雑談はこれくらいにして。

Q、無限沸きをするダンジョンを放置するとどうなるか。
A、地上にダンジョンから来た魔物たちが溢れ出ます。生物を殺すという目標のみを持つ魔物たちが、人間の町にあふれでてきたら……大惨事が起きます。

 勇者の国において、これが街規模で起きてしまったので、大惨事です。既に踏破済みのダンジョンで起きたことで、ダンジョンコアを維持して素材採取のために開き続けていたダンジョンでしたが、どうやら隠し通路があったようなのです。そこに大量の魔物が沸き、そして、大惨事。

 危険すぎるダンジョンはダンジョンコアの取り壊しがなされていましたが、ダンジョンの管理は土地の管理人である領主や貴族が行うものなので、素材が無限沸きする美味しいスポットを取り壊したい人なんていないわけで。

「危ないから壊せ、有事のときに戦うのは俺らなんだぞ。」byギルドマスター
「うるせえ、こんな美味しいスポットを壊させるかよ。有事の際には肉盾にでもなっとけよ、冒険者だろ。」by貴族

 という争いになりました。

 冒険者は基本的にアウトローたちの集まりですので、貴族に嫌われています。が、軍人や騎士貴族などは概ねギルマス派であり、対立は泥沼を極めている。

 国王?一応中立を名乗ってはいるけれども、貴族派の賄賂を受け取っているらしいよ?

コメント

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