60話記念です。
今回はフラグ回です。意味がわからなくてもそのうち回収する予定です。
読んでくださる皆様、評価してくださる皆様。本当に、ありがとうございます。
これからも暖かい目で見守っていただければ幸いです。
だんだんシリアス(?)になってまいりました。なので、オマケでおふざけを。
オマケ
白ののとルーラーさん
「よお、シロか?」
「お久しぶりです。ルーラーさん。」
依頼の報酬を受け取ろうと冒険ギルドに向かっていた私は、通りで大きな斧を持ったルーラーさんに出会う。
いつ見ても厳つい顔をしてるな~。
ふと、私はルーラーさんの頬に新しい傷が出来ていることに気がつき、声をかける。
「あれ?顔、怪我したのですか?」
「え?ああ、まあな。」
「やっぱり、強い魔物と戦ったのですか?」
「あー、いや、この怪我は……ちょっとな。」
ルーラーさんが何やら言いよどんでいると、後ろからひょこりと顔を出した熊の獣人が笑いながら言った。
「こいつ昨日、野良猫に触ろうとして引っ掛かれたんだぜ!笑えるよな!」
「死にてぇようだな、グルー!!!」
恥ずかしいのか、怒りからなのか顔を真っ赤にしたルーラーさんは斧を振りかぶる。
グルーと呼ばれた熊の獣人は、ケタケタと笑いながら走って逃げ出した。
微笑ましいな、おい。