本日をもって、連載していた「人魚姫は夜に舞う」という作品が完結いたしました～！
プロットをろくに立てず、書きたい気持ちが先行して見切り発車をしたのにもかかわらず、どうにかこうにか無事完結にこぎつけることが出来ました。
書いている間、反省点はいくつもあります。
大切な描写であるはずの人魚と秋夜の会話や仲良くなる過程をほとんどすっとばしてしまったこと、これは私が苦手だからと言ってとばしたんですが結果的に物語全体に説得力が欠けることになってしまった原因だと言えます。
それから人魚の設定や背景が穴だらけであること。
この話は全体的に穴やハリボテの部分が多く、キャラクターが多いわりに扱いきれていない感じが否めず、説得力に欠けるストーリーになってしまったかなと思います。多分広げた風呂敷をもっときちんと畳もうと思えばもっと文字数が必要だった。
それでも何とか書き上げました。
長編を完結させるのは半年ぶり、人生で二回目になります。
それがこの作品でとても良かったと思います。
自分の心のために書き始めた作品でした。でも様々な方に読んでいただけて幸いです。
全力ながら拙い作品でありましたが、読んでくれた読者の皆様、ほんとうにありがとうございました！
20190807 深瀬空乃
それから、ここまで読んでくれた藍のモデルの人へ。
最初は離別について書こうとしていましたが、結局のところ自分の愛を信じ切れなかった秋夜の決意の物語になってしまいました。どうでしたか？ 楽しんでいただけましたか？
秋夜からの愛情が少しでも多く伝わっていれば幸いです。自分の愛情に自信が持てるようになった過程の書き方が多少依存じみてしまったかな、と後悔はあるのですが、私なりに秋夜の気持ちを精一杯表したつもりです。
少しダサくて人間味のある、格好良さだけじゃない彼を目標にしていたので、ああこんなふうに考えることもあるんだって笑っていただければ、嬉しいです。私がいくら文章を書こうが優先しようがやっぱり彼はなによりも、何をなげうっても藍を愛している様子です。ふふふ。
それでは、お付き合いいただきありがとうございました。
たまに番外編も更新するつもりだからよろしくね！