これがもし本であったなら、一枚目には愛するあなたへという言葉が書いてあることでしょう。今回連載するのはそんな小説です。
姉に連れられて水族館に通い詰めている少年、秋夜(アキヤ)と、
その水族館に展示されることになった一人の人魚。
人魚姫と夏、秘密、別離と後悔などをテーマに書いていきます。
今回のヒロインである人魚は、深瀬の大事な人をモデルにしたキャラクターです。本人とはだいぶ違う仕上がりになった気がするけど。少年のほうもモデルがいます。これまた本人とはだいぶ違う仕上がりになった気がするんですけど。
本人から感じる儚い雰囲気、可愛さ、美しさ、凛々しさ、弱さなんかも含めてめいっぱい小説に詰め込む予定です。でもやっぱり本人とは違う仕上がりになってる気がする。本人のほうが数倍綺麗で美しくて強いから。
書きたい気持ちが先行して、プロットもろくろく完成していないような状況で見切り発車してしまったので、更新速度はゆっくりめかもしれません。どうぞ最後までお付き合いくだされば、幸いです。
深瀬空乃