• エッセイ・ノンフィクション

受容の物語

本作「まどろみみっく1年生」の着地点を伝えておきます。

魚戸ホタル(みか)が衣文を認めて仲間内の名前を伝えることです。

みかが衣文を選びましたが、正直言ってまだ試しているところです。
衣文が人間向けの広報活動を通じて活躍し、みかたちが受容して本当の仲間になる。
みか・まいは・トモチカは少なくともまだ衣文とは一線を置いています。
種族の違いがある、仲間になるには相応の時間がかかるということでしょう。
トウリは最初から仲間だと思っていますが境遇が近いからです。
どちらもみかと一緒に何かに取り組むのは初めてであり、トウリさんは味方がいないことが不安要素になっていたため似たものである衣文にすり寄っています。
「そんな、つたえもんも仲間じゃないの!」というセリフもあるかもしれません。

それは書き手も同じこと。私も魚戸ホタルに試されている側だと感じています。
作者がキャラクターを動かすことを操り人形と言うこともありますが、自分にとってはむしろホタルたちに操られた方が居心地がいいですし、近くにいることが有難いです。おかげ様で創作活動ができています。
これからもよろしくお願いします。ホタルたちだけではなく見てくださる読者の方々にも

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