社会人になってから早四年、コーヒーを焙煎できてしまえるほどのブラックな職場にもなれたころ、僕は一つの問題に直面していました。
『小説が、書けない!!』
あまり公言していませんが、僕の夢は元来ラノベ作家になることです。高校一年生からの念願であり、陰る(覚める?)気配はいまのところありません。
書くのも読むのも大好きで、学生時は執筆に没頭したものです。
が、さすがに高校生活中に夢を叶える展開などあるはずもなく、順当に卒業し、進学せず就職いたしました。
そこからが大変でした。
祝日盆正月関係なしという完全シフト制勤務、遊び盛りな進学勢の友人。とにかく自分の時間がガリガリと削られ、執筆にあてる時間が減ってしまったのです。
もともと遅筆なこともあり、更新速度は目に見えて低下。今では八か月に十万文字しかかけないという、夢も希望もストックもない体たらくです。
夢が書けない。叶えられる兆しもない。なにより、友好関係を優先して、執筆へ《本気》になれない自分に嫌気がさしていました。
三年が限界でした。
僕は仕事を辞めます。
この選択が愚かであることは重々承知しています。
でも、夢に本気になるってそういうことでしょ?
かの本田圭佑氏は言いました。『夢を叶えるためには環境にこだわれ』
もちろんバイトはします。国家資格の勉強もします。最低限の人間活動は行います。親にはちょっと迷惑をかけてしまうかもしれないけれど。ごめんね。
期間だって決めています。五年以内に叶えられなかったら、おとなしく地元の職場に再就職します。(ツテあり、社会人期間の貯金もかなりあり)
退職日は六月の終わり予定です。
そっからはもうバリバリ書いて、目指せ毎日投稿って感じです。
今は読者ゼロ、きっとこのノートを読んでくれる人も皆無でしょう。
ですが、退路を断った今、僕はようやっと自分に本気になれるのです。未来は明るい。なんて幸せなことでしょう! 見守っていてくださいね。
以上!!