別の原稿で切羽詰まったりイベントに出ていたりしていたらすっかり日が経ちましたが、自主企画イベント「◆戦争のアナザーストーリー◇」に参加したい&別の原稿に出した登場人物たちの平行世界でのその後を書きたいと思って「インタビュー・ウィズ・ザ・カウント-伯爵と俳優-」という小説を書きました。
作品ページにあるとおり、一風変わった経歴を持つ俳優が、一人の伯爵とナチス党との繋がりを疑うところから始まる物語です。
出来ることなら固有名詞を極力避けて書いて見たかったのですが、途中でどうにも進めづらくなり、地名や人名は結局明記することになりました。ただ、作中人物の名前(全員実在)だけは最後までどうにか伏せられたので、今ここで安心して種明かしができます。
撮影されていた映画:Valley of Eagles(1951,英)
俳優:クリストファー・リー
女優:ナディア・グレイ
伯爵:カール・グスタフ・フォン・ルーセン
公爵:コンスタンティン・カンタクジノ
背景として、クリストファー・リーが映画の撮影の為に訪れたスウェーデンでルーセン伯爵一族の女性に婚約を申し込んだところ(もっとも、撮影していた映画は別の映画ですが……)と、ナディアが戦時中にカンタクジノの愛人になりその後結婚したところまでは実話です。