疲れてベッドになだれ込む。
でも、
「一日一回は書かねば…」の意識が私を寝させない。
で、だらりと寝っ転がったまま、手だけをぴりぴりくるほどピンと伸ばして、机で板チョコみたいに畳まれていたポメラに触れた。指で開く。首を伸ばして画面を視認し、小指でとりあえず文字を打った。
「あ」
と、打った。
「よし…」って、そりゃあんまりだからもう一文字打つ。
「あ」
ポメラは「ああ」と言っていた。
せっかくだから、もう二文字だけ追加する。
「ああ無情」
…やるか。
やる気スイッチは、ムリヤリにでも何かやりはじめることで、入ることがある気がする。