みなさま、お元気でらっしゃいますか?
今年は大変お世話になりました。
拙作「弁当男子の白石くん」もたくさんの方にお買い上げいただきまして、本当にありがとうございました。
二作目が刊行されるよう、頑張っていきたいと思います。
公開停止をしている「川崎君の華麗(カレー)なお仕事」の方ですが、商社、自動車メーカー、航空機メーカー等、関係者の方々にお話を聞くことができました。
さらに磨きをかけるぞ、と、意気込んでおりましたところ、時代背景が全くもってマッチしない、ということが判明し、「どないしよー」と青くなっているところでございます。
同時に現在、ローマに来ています。トレビの泉もスペイン階段も見ましたが、人、人、人の大洪水で、観光どころではありません。人の頭を見に行った、という方が正しいかもしれません。
お土産物屋でせっかく値引きをしたのに、ダンナがまたやらかして結局元の値段で買うことになったり、そろそろ成年近い子供達が露店でおもちゃを買い、数分で壊したり、アパートの鍵の使い方がわからず1時間以上格闘したり、部屋のヒューズを飛ばして暗闇の中にいたり、ただ単に列車に乗りたかっただけのダンナが、チケットの安さに釣られてそれほど有名でもない都市へのチケットを取ったのですが、行ったらクリスマスイブで全部閉まっていて何も見れなかったり、ナポリに行くのに青の洞窟も見れそうになかったり、Xでは「おしゃれ月森」を気取ってポストしていましたが、実は納豆さえ苦手なわたしに取っては、セラーノハムもイベリコ豚のハムも獣くささが気になるし(ごめんなさい)、チーズもやっぱり匂いが気になるし(本当にごめんなさい)、食事はパンばっかりだし(でも食べるけど)、紅茶を買ったら、スーツケースの中で袋が破裂して、服が紅茶まみれになって量も半分になるし、人気の観光地では、ダンナが「こっちだ」というのでついていったら、地元の人さえ通らない、とんでもなく急な階段を登らされ、結局入口はそこではなく、あっちにいったりこっちにいったりして、結局、入口は一番下にあって、入園する頃にはへとへとになって観光どころではなかったり、ほぼほぼ残念な感じでここまで来ました。
きっとこの後も残念な感じでこの旅を終えるのでしょう。
わたしはこんな感じですが、みなさまはどうか有意義な年末をお過ごしください。