燈夜(燈耶)

俺は学園高等部の廊下で、有名人と出会った。 けっして知らない他人のような仲ではない。 でも、あまりお近づきにはなりたくない人種。 それがこの、俺より一個上の女である。 彼女のこだ…

俺は高等部の男子生徒。 とある理由でバイトを掛け持ちしている。 夜の居酒屋は疲れるが、これも知り合いからの紹介だ。 頑張らねば。 そして、金をためるのだ。 俺の大いなる野望のため…

俺は学校の行きがけに、その物体を見つけた。 一瞬ナマモノかとビビるが、生きてなどいなかった。 俺はそれを拾う。 そしてそれから数日。 寝ぼけ眼の前に、その出来事は起こったのであ…

食とは大切なことだ。 三大欲求の一つでもある。 でも、いつもいつも、我々が好む食材を使い、美味しく調理し、頂くことは難しいかもしれない。 これは、そんな境遇に置かれた人たちの、…

流行り病『コロコロ』。 それは数年に渡り、この国を席巻した。 だが今では、終息に近づいていると思われたが……。 運の悪い俺。いったい俺が何をした？

私はJK。 私の前に、突然常識を疑う存在が現れた！ いやほんと、私はどう動いたらいいの！？ どう考えたら自分を納得させられるの？ だれか、誰か教えて！？　ねえってば！

気になる子が専願で高校を受験した。 俺の気になる子。いや、気にしていた子。 俺もその高校を受験した。 そして冬の今、家路の途中の都市公園でその子と語り合う。

ここは緑豊かなエルフの森。 しかし、そんな場所にも魔王の影が。 美人エルフ姉妹に長老らが命を下す。 一族に伝わる神器を探し出し、役立てよ、と。 疑うことなど知らぬ姉妹は一も二もな…

高三の俺。 只今冬休み……いや、今日は大晦日。 で、俺の腐れ縁の女友達が、免許を取ったと言いうので俺をドライブに誘ってきたんだ。 断る理由はない。 俺は二つ返事でOKしたんだ。

正義に燃える新任少尉は、とある任地へ向かう。 だが、その施設は『反動』を収容し、管理運営する場所だった。 乗員オーバーで列車で毎日のように送られてくる囚人たち。 だが、当に満杯の…

一話５００文字程度の文の掌編集です。 各話、どこから読んでもOK。それぞれの話に繋がりはありません(多分。

世界が変わる。少年の世界が。それはちっぽけな一つの農村であったのだけれど、少年たち兄妹にとっては世界とはその村と、そこを覆う森の入り口だけが世界の全てだった。 これは、そんな田…

元々アウトドアが好きなのだが流行病のバカ野郎が俺の青春の邪魔をする。 そんな病魔禍のもと、俺はコンシューマRPGをやりこんだ。 自由度を高さを謳うMMOもやりこんだ。だが俺は物足…

お気に入りの俺の居場所、今を大事にする俺の時間。 それは校舎の屋上だ。 雨の日は論外だが、晴れた日に遠慮する必要はない。 俺はお日様の光を浴びて、ぽかぽかと過ごすのだ。 だが、そ…

俺は早乙女、高二だ。 ついこの間、カノジョに振られたばかり。 いや、ホントにカノジョと言えたのかどうか。 今となっても分からない。 うん、これはそんな振られた男の後日談の話なん…

高校二年の夏休み。俺は何を思ったか、友達の遊びの誘いも塾の夏期講習も放っておいて、母さんの里に一人訪れていた。 田舎である。超、田舎。バスなんて朝と夕に一本づつだ。 で。 俺…

　●あらすじです。ネタバレですので以下を読まれないことを推奨します。 　可愛がられっ子の男子高校生主人公、朱音公春(あかねきみはる)はいつも学園で不良少年マークを頭とする可愛が…

三題噺、三つのキーワードから紡ぎだされる不思議な世界。 それは心の万華鏡。 毎回一話完結で連載しますので、よろしくお願いします！

交換日記ならぬ交換ブログをつけ合っている俺たち。 そこに立ちはだかるは知的地球外生命体ミャー君の影。 ミャー君の運命は今、俺たち二人に握られている。

俺と双子と、みたらし団子

主人公もヒロインも名無しさん。 俺君と先輩の物語。

奉仕部。 その面々の物語である。とは言っても、構成員は二人だけの同好会だが。 ともかく、物語の幕は唐突に開く。

バレンタインデーのお話。 どう転ぶかは、あなた次第。

今日は何となく怠かった。 そんな俺が俺がミスをしたと思った時には何もかもが遅かった。 だが、それを起点に物語は回り始める。

砂漠に暮らす、妹への贈り物。 姉は考えた。そして、約束して数年。 決行しないまま、伸ばし伸ばしにしていた出来事。 そして今日、姉は仲間を連れて、約束を果たしに砂漠の国にやって来…

純喫茶、琥珀亭の看板娘アイ。光の速さを突き抜けて進む超特急、銀河鉄道きぼう号の車内にある店に勤める女の子だ。彼女が言うにはお留守番。彼女を置いてどこかに旅立ったマスターの帰りを待…

恋に破れた少年は、新しい恋に出会う。 「恋の傷は、恋で癒すの」との言葉を胸に。

　一年の多くを氷と雪に閉ざされる地に住む、北方の蛮族。彼らの生業は海賊だ。だがその年は違った。彼らがいつもそうしてきたように、彼ら自身が同族から襲われたのだ。 　　今、山に逃げた…

ボクの名前は聖ジョルジョ。ゲオルギオスとも呼ばれているよ。今度僕らは四人組のアイドルグループとして歌手デビューする事になったんだけど、コレってやっぱり鳴り物入り？　そうだよね？　…