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ダークヒーローファンタジー小説『平和の鐘』第一章最終エピソード:運命の輪-前編 公開しました!

雌蛸です。皆さんいかがお過ごしですか?

短編企画からスタートしたこの小説、ついに第一章最終エピソードとなりました!

【あらすじ】
人身売買組織、そのアジトを突き止めたキング。第一章で登場してきた人物たちの人生が絡み合い始める中、ハイキと呼ばれるコンテナにいたアダムの子達はまさにこの世の地獄を彷徨っていた。

【登場人物】
キング・トート:本作主人公。両親を殺害し、死神の身体を乗っ取った少年。取引と引き換えに様々なものを手に入れていく。

フランツ・デューラー:本作「審判の日」に登場するヘッゲルの実弟。兄とは違い、実直な性格。

エマ:本作「審判の日」に登場するヘッゲルの実娘。現在はかつてのエマとしての記憶を全て失い、ただのエマとしてキング邸のメイドをしている。

ルーカス:本作「月の嘆き」で名前の出た、行方不明の少年。

ジョージ:本作「吊るされた男」エピソード主人公。かつてソビエト組織からそそのかされ、大統領暗殺を目論んでいた。現在は、養護施設エデンの家施設長

クロエ:本作「月の嘆き」で登場した黒い瞳が特徴的な少女。何故か彼女の目に人身売買組織エデンは拘っている模様。本人は現在、洗脳状態。

スネーク:人身売買組織エデンのボス。意外と狡猾。


【キーワード】
イブの庭:表向きはカルト教団だが、背後にマフィアがいるくらいしかまだ情報がない。

アダムの子:イブの庭の信徒を指す事もあるが、人身売買される子供たちを主に指して呼称している。キングがかつていた集落の子供たちは皆、何故かいなくなってしまう子供たちとして、アダムの子となっていた。

エデンの家:養護施設。だがその裏の顔は、アダムの子達を集めた人身売買までの仮施設。

エデン:イブの庭では人身売買部門を総称してエデンと呼んでいる。

【小説リンク】
なろう版

https://ncode.syosetu.com/n5217ht/10/

【カクヨム版】

https://kakuyomu.jp/works/16817139556426295611/episodes/16817139557717007055

【雌蛸から一言】

プロット組んでも話が進んで来ると、キャラが動き出してプロット見直さな!ってなる時ありません?今回がそうでした。クロエとジョージが想定外だった…でもこうなった方が自然なんだよなっていう感じで。

コンテナ内の惨状は自分で書いてて、嘘だ…となってしまいました。でも、施設の子たちが人身売買でも扱いがVIPとするなら、そうではない対極の子たちもいなきゃおかしいんですよね。コンテナにいる子とそうでない子の違いって何さ?って自問自答したら、こうなってしまいました。

第二章はキングの葛藤がテーマとなるので、その伏線となるエッセンスを入れたかったんですね。例えばフランツなんかは、キングにとって見たこともないような常識人なわけです。そういう人を相手に、どう振る舞ったら良いか分からなかったり。後は、罪悪感ですね。キングは死神ですけど人間なので。死神は罪悪感を感じないんです。故にハーフのキングはどうしてもそこと対峙していかなければならなくなります。

それでは、お時間のある時で結構ですので読んでいただければ幸いです。

※こちらはnote再掲記事です※

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