執筆環境(ソフト、Nana Terryについて

こんにちは、大変な時勢ですが皆さん健やかでしょうか。
外出自粛が続いて執筆や読書が捗っているでしょうか。
残念なことに私はそうでもないのですが…。

お茶を濁して今日は執筆環境の雑談をします。


■使っているもの
・ノートPC (lenovo ideapad)


■ソフト
・Nana Terry (フリーソフト)


 以前はStory Editorというフリーソフトを使っていました。実はそっくりの同じ名前のフリーソフトが今もリリースされているのですが、私が使っていた元祖Story Editorはずいぶん前に更新停止し、現在はダウンロードできません。対応OSも非対応になりましたが、win10に移行してもまだ使えていたので使い倒してました笑
 もっとも、win10ではインストーラーがうまく開けないのでインストールできないらしいです。私はwin7からアプリケーションファイルをコピペして持ってくるクソ技を使ったので、何の不便もなく普通に使えていました。

 ですが流石に更新されなくなって久しいソフトを使い続けるのは不味いなと思いまして、乗り換え先を探し回りましたね。このまま突然Story Editorが使えなくなったら書き溜めてきたものが全部開けないまま死んでしまう恐れがありました。

 長らくStory Editorの死体を手放せなかったのは、いい感じの後継が見つからなかったわけなのですが、最近Nana Terryを見つけて完全移行しました。
条件は以下。

①アウトライン・プロセッサ
②背景色や文字色をいじれる
③ダウンロードしてオフラインで使えるソフトウェアであること
④今も更新中であること


①アウトライン・プロセッサ
これは小説書きにはめちゃくちゃ推したいものです。もしかしたらパソコンやスマホのメモアプリに書いてる人もいるかもしれませんが、アウトラインプロセッサは階層付きのテキストファイルを作れるのです。
以下図示、こんな感じ

□小説タイトル
└○1章
└▷1話
└▷2話
└▶3話
└○2章

(今1章の3話を編集中)

こんな感じですべてのノードに上下関係や並列関係を作れて、その内容を書くことができます。
これは単にアイデアを階層化するだけでなく、本文を書きまくることにも向いています。
話の展開的に1話と3話を入れ替えたいなと思ったら、ドラッグするだけで入れ替えられます。
また、このそれぞれのノードについてる●▶■といったアイコンは変更可能なので、私は色によって没とか公開済みとか目印にしています。

作業風景としては左側に常にノード一覧タブを表示しながら右側で本文を書いている感じです。
今何話を書いてるか一目瞭然です。

ただ、このアウトラインプロセッサ、無料で使えるソフトがそんなに多くないんですよね(T_T)


②背景色と文字色
これについてはデジタル物書きにはこだわってほしいものです。何せめちゃくちゃ目が疲れますから!
私は頭痛持ちなのでこれは死活問題です。目が疲れるとすぐ頭が痛くなりますし、頭が痛いときは白い紙の上の文字を読むのは苦痛すぎて死にそうになります。そうでなくても眼精疲労は肩こりにもつながりますしね。

私の環境では背景色をグレー、文字色を黒にしています。
要するにコントラストが下がれば目に優しいのです。スーパーハカーがやってるような暗闇で黒背景に蛍光色の文字…あれはカッコイイですが逆に目が疲れます。コントラストが高いですからね。
黒い背景を見て瞳孔が拡張している状態で明るいものを見るのは危険です。



・縦書き表示はよくソフトが謳い文句にしている機能ですが、私はこだわりません。何せデジタル人間ですので…。もっとも、紙媒体として出すことを考えることがあれば検討はします。


③ダウンロード版であること。
なんか最近はスマホ主体になってきたので、ダウンロードソフトウェアってのが少なくなってきたようです。
ウェブ版あり、ダウンロード版あり、スマホアプリ版ありみたいなどこに行っても執筆できることを謳い文句にするものもありましたが、第一条件のアウトラインプロセッサであるものはあまりなかったし、使い方も微妙だとか海外ソフトで不親切、有料ソフトだとかで微妙でした。
そもそもゲームにせよ何にせよ、あまりブラウザ上でアレコレする事を好まないのでブラウザ限定ツールとかは論外でしたね。オフラインで使えませんし…。


 Nana Terryはアウトラインプロセッサ共通規格である階層付きのテキストファイルのままで執筆できるので、それをDropBoxとかに置いておけばスマホで続きを執筆可能なのです。
ノードのアイコン色変更などの機能は使えなくなりますが。
(なお、私はスマホで長文を打つと2千字程度で指が引きつり始めるので、スマホで執筆はほぼしません)


で、Nana Terryはこれらすべてを満たす上にStory Editorと見た目がそっくりなのですぐに気に入りました。
私が使っている機能(文字数の原稿用紙換算、文字列検索、置換…)以上に色々あるみたいでまだまだ使いこなせていないくらいです。かと言って色んなアイコンまみれで邪魔くさいということもないです。表示タブも設定で変えられます。

 また、Nana Terryはいじれる設定項目が膨大で、ソフト終了時に自動で上書き保存できるようになったり、ソフト起動時に以前のカーソル位置で開いてくれたりするので、作業の開始・終了がワンタッチになって快適になりました。
ソフト自体軽いので起動に時間がかかりませんしね。
 もちろん何もいじらない状態でもシンプルで使いやすいです。ぜひ色んな人に使っていただきたいですね。


(画像も貼り付けられるみたいなので、アイデア集めや資料作りにも良さそうですね)


無料でこんな多機能なソフトを使わせていただけるのはありがたいですね。開発者の方には頭が上がらないです。


 いつもソフトを使ってメモ起こし→執筆→出来に満足できたらコピペでカクヨムに貼り付け→最終チェックをして→ルビ・傍点を振り、投稿しています。
各話のタイトルは、実は執筆中は適当でして、投稿の直前に真面目に考え直して付けています。辞書を使ったチェックもしています。



■キーボードについて
小説を書き始めた早い段階からパソコン環境なのですが、昔の小学校のコンピュータ教室にあるような分厚いキーボードを使っていたら、ひどく腱鞘炎になってしまいました。腱鞘炎は一度なるとずっと治らないので今も後悔しています…。

 それから1000円のぺたんこの平たいキーボードにして楽になりました。電器屋のキーボード売り場で色々試しましたが、安っぽい軽くて浅いストロークが向いていたこと、静音性が欲しかったことから安いのがむしろ良かったです。

 現在、LenovoのノートPCに乗り換えてからはノートPCのキーボードで執筆しています。正直、以前のキーボードよりペチャンコすぎてタイプミスが頻発するのですが笑
ノートPCなので、上の方のキーを誤って押すと突然端末がスリープモードになったりして驚くことがまれにあります。

あんまり高い物へのこだわりのない人間なので参考にはならないかもしれませんが、自分の好みと手に合うキーボードはぜひ探してみてください。
効率だけでなく手指の健康のためにも!

 ブラインドタッチもできるほうが効率は上がりますので、適当なフリーソフトをダウンロードして練習するのがいいと思います。



 以上、私の執筆環境で人に見せて役立ちそうな部分の話でした。
もっと聞きたい、これどういうこと、などありましたらお気軽にどうぞ。

では、みなさんどうかお元気で(Bleib gesund!

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