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【作品紹介】みかみさん作『嘘つき姫と僧の罪』

感想・作品紹介エッセイ『迷える子羊の読書録』を更新しました。

今回のカクヨムコン11応援記事第2弾で紹介するみかみさんの『嘘つき姫と僧の罪』も、恋愛ジャンルですが、唐代の歴史上の人物を題材にした歴史小説です。

作品URL:https://kakuyomu.jp/works/822139840563331416

紹介記事:
https://kakuyomu.jp/works/16818093085464641449/episodes/822139841692153599

私のレビュー:
https://kakuyomu.jp/works/822139840563331416/reviews/822139841155578056


【粗筋】
貞観二十二年(西暦880年)、唐の都長安で高陽(こうよう)公主と学僧・辯機(べんき)の不倫スキャンダルが勃発した。高陽は人妻、辯機は不犯(ふぼん)を誓う僧侶である。辯機は、皇帝の怒りを買って死刑を宣告されてしまった。高陽は必死に彼の潔白を主張したが、彼女の虚言癖は有名であった。彼らは本当に恋愛関係になかったのか、本音では互いにどう思っていたのか。嘘と真の狭間に二人の本音の感情が垣間見える。

*****

立場ゆえに結ばれることはあり得ず、気持ちすら伝えられない悲恋が切ないです。
嘘と真をかける頓智に2人の愛が垣間見えました。


みかみさんは玄奘三蔵が好きだそうで、その愛は西遊記を土台にしたユーモアあふれる歴史ファンタジー『玄奘西遊記』という作品に結実しています。

みかみさんは、玄奘三蔵について調べている時に見つけた史実を元に『嘘つき姫と僧の罪』を書かれたそうですので、『玄奘西遊記』は『嘘つき姫と僧の罪』の原点と言ってよい作品だと思います。

みかみさん作『玄奘西遊記』※改稿予定だそうです
https://kakuyomu.jp/works/16817330659188069038


みかみさんは、知る人ぞ知る古代エジプトマニアでもあり、古代エジプトを題材にした作品も数多く書かれています。読み専だった頃、私は小説家になろうでラムセス大王の第4王子カエムワセトを主人公にした『砂漠の賢者』を見つけたのですが、カクヨムでみかみさんと交流するようになって、ああ、あの『砂漠の賢者』の作者さんか!と奇遇に驚きました。

みかみさんの『砂漠の賢者』シリーズはカクヨムでも読めます。

みかみさん作『新・砂漠の賢者』(完結済)
https://kakuyomu.jp/works/16817330665652858008

みかみさん作『砂漠の賢者外伝1 ライラの憂鬱』(完結済)
https://kakuyomu.jp/works/16817330655182266904

みかみさん作『砂漠の賢者外伝2 草色神官の秘話』(完結済)
https://kakuyomu.jp/works/16817330656342734388

現在、東京・豊洲で開催中のラムセス大王展について、みかみさんはカエムワセト愛があふれるエッセイも書かれています。ただ、ラムセス大王展の終幕は迫っていて、2026年1月4日(日)までです。もし見たいと思われているようでしたら、お急ぎください。

みかみさん作『ラムセス大王展に行ってきました』(完結済)
https://kakuyomu.jp/works/16818792439204372493

ラムセス大王展公式サイト:https://ramsesexhibition.jp/

私もラムセス大王展に行った感想を近況ノートに書いています:
https://kakuyomu.jp/users/Tazu_Apple/news/16818622175452797461

写真は、ブルックリン博物館古代エジプト展で買ったカノポス容器バッグと棺の目の形のヘアクリップです。展覧会に行った時は両方とも品切れだったですが、ミュージアムショップで注文を受け付けており、後から送ってもらいました。ブルックリン展のことを近況ノートに書いた時はまだ入手してなかったので、初披露です。

ブルックリン展は、今は3月8日まで福岡で開催中で、その後はみかみさん待望の大阪あべのハルカスで開催、その後さらに長野へ行くそうです。

ブルックリン展についての私の近況ノート:
https://kakuyomu.jp/users/Tazu_Apple/news/16818622175862441186

https://kakuyomu.jp/users/Tazu_Apple/news/16818622175928998453

6件のコメント

  • 熱い想いが根底にある傑作ですよね( ;∀;)
  • ご紹介いただき、ありがとうございます!
    とても丁寧にご紹介いただけて、なんだかくすぐったい思いと、小説を楽しんでもらえてよかったという安堵と喜びがあります(*^^*)
    しかも、古代エジプト作品のお話までしていただいてしまって、申し訳なくもとても有り難い気持ちです。
    古代エジプト(特にカエムワセト)と玄奘三蔵に夢中という、『好き』のストライクゾーンがよく分からない書き手ではありますが、どうぞこれからもお付き合いいただけましたら幸いです。

    また、田鶴様のブルックリン博物館古代エジプト展についての近況ノートをもう一度拝見したいと思ってたので、それについてもお礼申し上げます!
    田鶴様が紹介されていたローテーブルが気になって仕方ない★
    大阪での開催が楽しみです。
  • 田鶴さま

    わー(;;)
    ブルックリン博物館古代エジプト展

    わたしが欲しいと思っていたバッグだ~

    エジプト展は最終日だったのでなかったです

    いいですね😉✨✨✨
  • 福山典雅様
    コメントありがとうございます。
    玄奘三蔵愛が詰まっている作品ですよね。
    玄奘三蔵はほんの脇役でしたが、最後の彼の言葉はインパクトありました。
  • みかみ様
    エッセイと近況ノートの両方にコメントありがとうございます。

    全く違う分野が大好きなのは、創作する上でも強みだと思います。ああいう作品を書けるみかみさんはすごいです。私は悲恋好きなので、すごく刺さりました。

    ブルックリン展、楽しみですよね。みかみさんのレポートを待ってます!
  • 青木桃子様
    コメントありがとうございます。
    カノポス容器バッグ、人気だったみたいですね。すぐに売れ切れていてがっかりしましたが、幸いなことにブルックリン展に行った日は注文受付期間中でした。
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