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ソムニウム・アド・レヴァニアについて

久しぶりに短編を投稿しました。
ちょうどカクヨムコンの募集期間なので参加したいと思います。(そのために一万字以内に調整しました)
構成は下手ですがご愛嬌ということで……


以下は補足情報です。

レヴァニアは、十七世紀のドイツの天文学者ヨハネス・ケプラーが著した小説『Somnium』に登場する月の異名です。
仮死剤クリプトソムナレバ(Cryptosomnaleva)は架空の薬で、元ネタは上記のケプラーの小説に登場する睡眠薬です(原理はよく分かりませんが、レヴァニアに旅立つ際の衝撃に人間が耐えられるようにこの睡眠薬が用いられています)。クリプトが「秘密」、ソムニウムとレヴァニアで「ソムナレバ」、全部繋げて「秘密の月の夢」と言った感じのニュアンスです。医薬品っぽい名前を意識しました。作用機序も考えてみましたが、お話が破綻しそうなので封印しました。
ハルシオンも睡眠薬の名称として有名ですが、本作ではギリシャ神話のアルキュオネ(カワセミ)からとっています。

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