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1回ストップレースの作戦の幅

つい先日のエミリア・ロマーニャグランプリ。

ピットロスが長い&タイヤ摩耗が少ないコースでのレース、入賞や優勝を狙うつもりなら1回ストップしかないレースです。

特に「いかにして10位、ポイント対象の最後の順位を狙うか」と言う立ち位置のVCARBとHAASにとってはその1回のストップをいつ行うかが作戦上非常に重要ですが、両チームともこの判断をミスしました。

VCARBは「2人ともレース距離の1/4行かないところでタイヤ交換」すると言う実に痛いミス。
そしてHAASは「VCARBの角田と直接競り合う順位にいたヒュルケンベルグを、角田がピットストップした翌周にピットストップさせて抜かれる」と言うさらに酷いミス。
F1の下位チームはどうも「直接の順位争いしている相手がピットストップしたら即座に自分もピットストップさせ、レースの残り距離を同じタイヤ条件で走らせる」傾向が強いようです。
イモラのようなコース上での追い抜きが難しいコースでさえも。
追い抜きが難しいコースであれば
・ピットタイミングと作業で抜く(鈴鹿で成功したように)
・タイヤ条件の違いを作る(イモラではアストンマーチンがこれに成功)
この辺りは100年前から変わらないはずなのですが、ドライバーとの無線交信が出来るようになってからまだ40年ちょっと。
定石と対抗策が出来上がっていない感があります。

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