カクヨム内にてフォロー爆撃なる行為が確認されているらしい。本件はウンエイなる者達からBANと撃たれる可能性があるとの指摘がネット上では意見として散見される。これは真実なのであろうか……いや、数千件はさすがにやり過ぎだと思う事が無きにしも非ずだけど、面白そうな作者やフォローしてくれた人をフォローしたりして数百件くらいは……と思わなくもない。
結局、相互の点数稼ぎの助長になるからフォロー止めれとは言えないし、読者へ不当な評価を要望する(読者が多ければ、暗に同調圧力を構築する共同体が出来るかもしれない)事が無くとも、そういう事態になるかもしれない。あからさまな複数アカウントによる点数稼ぎが無理となれば、とにかく人を集める事で内規的にはグレーな部分で点数を稼ごうという輩は出てくるし、それが悪い事だと表立って咎められもしない。
近況ノート横の「不適切な表記をしないで下さい」とはつまり、「お前ら、せめて道義的な面は自己判断で守れやボケェエエ」という話だろう。だが、これを守れと言ってもグレーの領域を使って点数を得ようと攻める奴がいなくなるわけがない。
人が集まらない故に埋もれる作品が多い事は事実だ。ネットには人は集まらなくとも面白いものなど五万と眠っている。それを見つけ出そうとするならば、選別する手間はいるし、それを倦厭する読者がいるのも事実である。これが出版社や編集者になっても、そんな手間を掛けて見つけてくるとは到底思えないし、利益、効率最優先であるのは今更の話でもある。
だが、そういう面を少しでも掬い上げているならまだしも、グレーゾーンを放置しておいて、「行き過ぎた行為はご自重下さい」と言われて頷ける者はさてネットにはどれだけいるものか。
理想論としてはグレーゾーンを攻めて点数を得ようとする人間が割に合わなくなればいいわけであるが、編集者の時間は有限で、読者の時間も有限だ。埋もれてるけど、面白い作品があるからスコッパーにオレはなる!! みたいな展開は望めない。
結局はそういった炎上商法が理論的には集客を促す事も事実である。それよりもサイトに集まるプロもアマも編集者も全ての人々が作品を少しでもいいからスコップするようになったなら、BANされる行為をするやつなんていなくなるのではないか。