推敲は大好きな作業である。
妄想をダラダラとスケッチし続けて、例えばクロッキー帳の枚数が尽きたり、鉛筆の芯が折れたところで執筆をストップする。
その後で推敲に入り、文章を整え矛盾を洗い出し言い回しを考え直すのだ。
そんな作業を
気の済むまで何度も繰り返し後は暫く放っておく。
するとパンが膨らんだり、ミード酒が発酵するように、物語が美味しくなる過程がちょこっと進む。
再び推敲を繰り返すと文章はどんどんその時のご機嫌色に変わっていく。
自分の機嫌は刻一刻変わっていくので、推敲は何度でも出来るし文章の色は変わり続ける。
作文は推敲の楽しさの為にあるのではないか。
そんな事まで頭に浮かんで来るのだから、小生の推敲好きは本物だ。