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最新話更新について。11/21

暖かくなったり、寒くなったり、めんどくさいですね。
どーも、ソースケです。
少々忙しくてノートが書けていません、申し訳ない。

『おまかね』の第1章、47話を更新しました。
ガルとエルウィンが仲良くギルドに行った続きです。
ガルの同期・ロブが登場します。
スピア使いと言っていますが、ロブが使っているのはハルバート(斧槍)です。
長物は全て槍に分類されるので、スピア使いとしています。
ハルバートは薙ぐ、突く事が出来る便利な長物です。
日本での十文字槍、中国での方天画戟などに近いですね。

基本的に、槍とは突くものです。
天下三名槍の一つ、「御手杵」は突く事に特化しています。
穂先の断面は正三角形で、斬る出来ませんが、その穂先の長さは138㎝。
滅茶苦茶長いです。
その鞘の形状が手杵の形なので、御手杵と呼ばれています。

さて、そんな槍の中でも、「薙ぐ」事の出来る槍はそこまで普及しませんでした。
何故か。
答えは簡単。
扱いづらいからです。
集団戦が主流の時代、槍を振ると言うのは他の兵士にとって非常に迷惑な行為です。
槍を振り回せるだけのスペースを開けて戦っていると、騎兵に突破されます。
槍兵の役目は盾です。
敵の攻勢を受け止め、突破させないのが第一。
その為に密集し、隙間なく槍の穂先を敵に向ける必要があります。
そうすれば、騎兵も簡単には突破できません。
戦において一番恐ろしいのは、包囲される事。
中世の戦時に用いられた戦略の殆どは「どうやって挟撃に持ち込むか」です。
アレキサンダー大王が得意とした「鉄床戦術」も、サリッサという長い槍を持ったファランクス(密集陣形)と、騎兵の遊撃部隊を使った挟撃の戦法です。
囲まれれば、どんな大軍でも混乱し、殲滅されます。
それを可能にするのは密集陣形であり、その密集陣形には槍の「薙ぐ」という動作は不要なのです。

しかし、それは軍団同士の戦いに置いての話です。
冒険者のそれとはまた違います。
散兵の戦いにおいて、槍の薙ぐ動作は有効です。
穂先までが長い分、威力が上がります。
使い手によっては兜を割る事も出来たでしょうし、割れないにしても脳震盪を起こします。
ハルバートの戦い方に興味がある方はこちらをご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=0_hEX6PRgW4

他にも色々あいますので、見てみると楽しいですよ。

さて、第3節もあと1話。
今後の展開をお楽しみに。
では、また次回。

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