• 異世界ファンタジー
  • SF

最新話更新について。10/17

雨です、肌寒い……。
どーも、ソースケです。

『おまかね』の第1章、33話更新しました。
今回はギルドの依頼ではなく、軍からの依頼です。
上将軍にガルがかなり気に入られているようです。
とは言っても、地質調査とは……。
まぁ、ガルの思い付きは中々的を得ているので、重宝されているんでしょう。
流石は叩き上げの上将軍、使えると思ったものは何でも使う。

さて、今回は王国内の貴族に関して。
何故にそんな話?と思われたでしょうが、不思議に思いませんか?
何故、平民出の一兵卒だった人間が、軍の実質的最高司令官である上将軍になれたのか。
王国内にも貴族はいます、山ほど。
基本的に騎士になれるのは貴族の血筋か、目まぐるしい戦績を残した者のみです。
上将軍は後者ですが、それでも将軍職に就くなど異例中の異例。
これにはちょっとしてカラクリがあるんです。

元々はガチガチの血統至上主義の王国でした。
平民出では、良くても騎士止まりです。
分かりやすく階級で言えば大佐か中佐まで。
つまり、5000~6000人の兵士の指揮官になるのがやっとでした。
それ以上となると貴族の血統でなくてはなりません。
旅団長(6000人規模・指揮官は大佐の階級)の指揮官からは、爵位持ちの家系が殆どでした。
理由としては、平民出の兵士が武功を上げても、それは指揮官である貴族の手柄になっていたからです。
だから、貴族は出世が早く、平民は常に前線に立たされていました。

このシステムが変わったのは結構最近です。
王国で事変が起きます。
それ以来、軍内部での貴族の力は幾分弱まりました。
とは言っても、現在の左将軍、右将軍はガチガチの名門武家貴族の出身ですけどね。
まぁ、上将軍が平民出というのは、血統至上主義ではないという王国のプロパガンダでもあります。
我々は出身による差別などしていないという、対外的な宣伝です。
実際、上将軍はそれだけの実力を有しているのですが。

長くなりましたね。
気が付けばもう第3節に入りました。
今回はどんな珍道中になるのか。
では、また次回。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する