マジで暑い。
夏が一番嫌いです。
どーも、ソースケです。
『おまかね』の第1章、16話を更新しました。
トロル討伐依頼編、やっと終了です。
いやー、長かった。
正直、こんなに長くなるとは思っていませんでした。
一番の山場がゴブリン討伐なので、『トロル討伐依頼編』って名前自体に疑問が出てもおかしくない。
けど、切っ掛けはトロルからなのでこれでいいのだ。
さて、金曜からは新たな依頼を受注します。
そろそろ伏線を貼り始めますよー。
で、今回は『カタナ』について。
16話のラストは、ガルが刀の手入れをするシーンで終わっています。
アレは紛れもなく、『日本刀』です。
ソハヤと言う名前でピンと来る人もいると思いますが、あのソハヤです。
徳川家康が愛刀としていた事でも有名な『妙純傳持ソハヤノツルキウツスナリ』。
『ソハヤノツルキ』や『三池の御刀』とも呼ばれるこの刀は、元々は無銘です。
久能山東照宮に所蔵され、文化財としての名称は『革柄蝋色鞘刀』。
鎌倉時代、三池光世(三池"典太"光世とも)の作と伝わっており、切付銘として裏に「妙純傳持ソハヤノツルキ」、表に『ウツスナリ』と刻されています。
つまり、ソハヤノツルキを写して作りましたって書いてある訳です。
じゃあ、そのソハヤノツルキって?
本物のソハヤノツルキは、伝説の人物・坂上田村麻呂の刀で、妖怪・大嶽丸(大竹丸とも)を切った(封印した)とされています。
大嶽丸を倒すために、鈴鹿御前から託された聖剣・霊剣とも言われている伝説の刀ですね。
本作で出てくる『ソハヤ』はその伝説の刀でも、家康の愛刀でもありません。
ガル達の世界で一から鍛えられた、正真正銘の日本刀・メイドイン異世界です。
この刀についても後々掘り下げる予定です。
三池光世は、天下五剣の一振り『大典太光世』の作者でもあります。
ちなみに三池と言うのは地名、作者の地元の滅茶苦茶近くです。
ソハヤの名前を選んだのは、魔物退治の逸話があるのもそうですが、同郷愛もあります。
それ以外にも、時代は違いますが熊本県菊池、明治時代の『天覧兜割り』の逸話で有名な同田貫正国。
これも地元から近いからと言うのもありますし、「質素な作りで観賞価値に乏しい作風」と言われる『実戦向きの剛刀』とされるところがいい。
まさに、ガルのイメージ。
最初は『ソハヤ』ではなく『ドーダヌキ』にしようかとも思っていました。
長くなってしまった。
刀に関してはそこそこ知識を持っているので、こだわりたい部分なんです、すみません。
『自称・侍ゲー好き』なので。
さて、次回は新たな依頼をグローが持ってきます。
どんな依頼になるのやら。
では、また次回。