2週間で約7万字を書いて思ったこと

6月末にとある同人誌イベントがあり、二次創作の短編小説集を出しました。

賞の締切(6月9日)から書き始めたので、短いお話を1本書きあげられたらいいなと思っていたのですが、蓋を開けたら実質2週間で短編3本(総字数約70000字)を書いていました。
(ジャンルは控えますが、XのアカウントにBOOTHのURLを記載しているので、ご興味がありましたらそちらからぜひ)


『そんなの簡単でしょ?』という方もいると思いますが、私にとってはちょっとした快挙だったので、少し書き出してみたいと思います。



さて、執筆中に改めて強く思ったのは、

①『短い中でも緩急をつけ、読者にいかに気持ちよく読み切って貰えるか』を考えながら話を創る。序破急が大事。
(狂言をかじった経験がいきたかもしれません)

②1日の執筆時間確保の方法を考える

でした。

(当たり前ではありますが、短期間でそこそこのクオリティで書き上げられた要因は絶対にこの二つ!と思っているので書きます)


①について。
今回は『学校の七不思議』をテーマに話を創りまして、メインの登場人物は『悪魔』でした。

つまり、怪異退治においては『チートキャラ』なわけです。
 
指先一つで解決出来てしまうので、他の登場人物たちが悪魔を頼りにしながらも、チートを避けるという縛りが発生しました。(当たり前ですが)

その中で、『オリジナルの七不思議』、『怪異の発生と生まれた原因』、『怪異との遭遇』、『事件』、『解決』、『後日談』等を各話で盛り込み、かつ、悪魔のチートさを要所要所で見せつけ、カッコよさを印象付ける。

そしてその裏に、『七不思議を通した大きな事件』を潜ませる・・・。


上記のことを盛り込むため、『起承転結』の形よりも、大小の『序破急』を意識して書きました。

もう少しここを書き込んで勢いをつけたい、次で驚かせるために引き伸ばしたい、ここは逆に重い、と差し引きを重ねた結果、短いなりに展開に緩急をつけられたと思います。




②については、平日フルタイム勤務+通勤時間+家事その他をしながら書いた備忘録になります。
結局は、いかに執筆時間を作るか、いかにスピードを落とさず書き進めるかというだけの話なのですが・・・。


さて、平日は3時間、土日は12時間の確保を目指しました。

・平日は22時〜23時に就寝
・3〜4時に起床
・25分執筆+5分休憩を3セット
・軽く仮眠をとって出社準備
・8時に出勤

休日も似たような感じで、普段仕事をしている時間は執筆に当てました。

(たった2週間なのでなんとかなりましたが、暑い時期はあまりお勧め出来ません)



勿論、オリジナルか二次創作か、短編か長編か、プロットをきっちり固めてその通りに書くか、思いついたまま書くかでも必要時間は変わってくると思います。

今回は話の筋に拘りすぎて執筆スピードが落ちる事を避けるため、導入部分、どんな怪異か、登場人物がどんな目に遭うか、その辺りだけざっくり決めて書き進めました。

進めながら話を発展させ、矛盾を出来る限り潰す感じですね。

基本、プロットをそこそこ決めたいタイプなのですが、『プロットが出来上がらないと書けない🟰執筆時間が減る』という残酷な事象を避けたくて、とにかく手を進める事を優先しました。
それでも、なかなかしっかり書き切れたと思います。


今回、短編3本ではありますが、7万字を打つ作業自体は、2週間程度でも出来ない事はないなぁと思った次第です。


ちょっとしたRTA執筆で、大変良い修行になったなと感じています。
短編、面白いですね。


あ、あと、Photoshopで表紙も自作したので褒めてください。
では。

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