• エッセイ・ノンフィクション
  • 現代ファンタジー

DAKARA NANOKA

とりあえず筆をとってみる。
そうすれば自ずと物語が進み始める。
ゆっくりと。
巨躯を震わせて大地を転がるダンプカーのように、ゆっくりだが力強く。
それは己への揺るぎなき自信を燃料にし、決して誰にも止められない。

知らず知らずのうちに速度を増す。
後退や進路変更などせずに、ひたすらギアを上げていく。
目的地なんてない。
到着した場所が目的地だ。
あの太陽が沈もうとも、砂埃で視界が遮られようとも、道がなくなろうとも、目指す場所すらなくたってアクセルを踏み続ける。






こんな感じで(端的に言えば計画性がなく)書き始めるのですが、たまに皆様のところにお邪魔すると、その完成度の高さに毎度唸らされます。
起承転結ぜんぶ美味しいのです。
おそらく目的地決めてから書いておられるのだと思います。

私もそうありたいのですが、事前に考えていると頭の中がゴチャついて、車のキーを回したり反時計に回したり、無意味にワイパーを動かしたり、ライトをチカチカしたり、ボンネット開けてみたりと全然出発できないんですよね。


いつかチェッカーフラッグ目指してスポーツカーみたく駆け抜けるような書き方がしてみたいものです。

2件のコメント

  • 御こんばんわ!

    私も何を書くか決めずにパソコンを打ち始めるので、プロットを作って作品を書かれる方の計画性はスゴいなと思っています。

    何度か真似してみようかと思いましたが無理でした。
    それぞれのスタイルでいいと思います。
    書く人が楽しめないのは良くないです。
    (私の持論なので笑って聞き流していただければ〜)

    新作楽しみにしています!!
  • 風野うたサマ

    御こんばんは!
    書く人が楽しむ、まさに!その通りだと思います。アイデアが涌き出てくるあの瞬間だけは、「全小説の中でこれが一番!」って思いながら書いてますもん。
    それが楽しいから書いちゃうんですよね(☆∀☆)

    また新作出来たら遊びにいらしてくださいm(_ _)m
コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する