ここしばらくAIに触ってみて「すごい」と思ったり、「悔しい」と思ったり、危機感を抱いたりした。
しかし、結局、AIという道具は、創作を殺すことは出来ない(殺すつもりもない)と理解するに至った。
AIは鏡のようなもので、様々な姿を映すことが出来る。しかし、そこに意味を見出せるのはやはり人間だけだ。
心底馬鹿らしい文章を作ってみて、ようやくわかった。
狐と糞塊
https://kakuyomu.jp/works/16818622175096474873/episodes/16818622175096732337 鏡がウンコを映すのに何のためらいもないように、きっとAIにとっちゃどうでもいいのだが、この作品の作成過程はなかなかいい気分だった。
「古風な文豪になれ」というと、古風な文豪になる。そうなった彼にくだらない内容を発言させるのだ。
もっと威厳があるとか、我儘とか注文すれば尚よかったかもしれない。デフォルトが「謙虚」なのは、ユーザビリティからすればよいのだが、創作としてはちょっとパンチに欠けるかもしれない。