妹の遺品――コホンッ、妹の置いていった荷物の中に、ペンタブレットがあったんですよ。
「そうや、絵ぇ練習したら想像力鍛えられるし字ぃ綺麗になりそうやし、やってもええかもな」と思ったのですが……。
時間が足りねえっ!!
仕事もやって家事もやって、クリエイターの講習もあるし執筆もやっているのに、絵の練習まで手を出したら……。
あんたを使うのはまだ先だ、ペンタブ。
さて、最近、創作活動で気がついたコツというか、心構えです。
僕たち作家は、読者が分かるように書いているとは思うのですが、自然と作品を客観視しすぎたり、自分の書きたい感情を抑えられないことも多い気がします。
着目したのは、“二人称”、つまり自分と向かい合っている相手です。
一人称と二人称は互いにコミュニケーションを取る関係性にあります。
三人称のような他人から見た視点も大切かと思いますし、一人称、自分が好きな要素も無視してはいけないと思います。
でも、「この人に読んでもらうために書く!」というのが、一番伝わる表現ではないか、と至りました。
読者層や自分と同じ趣味の読者と括ってもいいかもしれませんが、二人称はできるだけ具体化して考えた方がいいかもしれません。
年代や性別もそうですが、アニメオタクなのか純文学が好きなのか、社会人なのかストレスに押しつぶされそうな人なのか、具体的にどんな読者を意識しているのかということも大事な要素だと思いました。
今、クリエイターとして訓練中ですが、架空の相手とコミュニケーションを取るという訓練法があって、試行錯誤しています。
つい自分の好きな話題ばかり話しがちな僕ですが、聞き手となることも重要だそうです。
そして、存在もしない相手から話を聞く。……めっちゃ楽しいです。
コミュニケーション大事!
実生活でしくじりがちなところだけど( ; ; )
小説では漢字の使い分けまでしているのに、いざ会話になると言葉のチョイスを間違えるのはなぜだろう。
よく上司の地雷を踏んでいます……。
そのうちイマジナリー読者を連れてきそうですが、執筆活動をする上でも使えそうな技術だったので、紹介します!