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ヒューマノイド世界の各組織の解説③

今回は、本編に関わってこないけど決めてある、丹陽王国連合軍と、瑞穂の八百万教のヒエラルキーについて解説です。


王国連合の階級はシンプルなので、さらっと解説していきます。



大将
上将
中将
少将
大校
上校
中校
少校
大尉
上尉
中尉
少尉

一級軍士長
二級軍士長
三級軍士長
   上士
   中士
   下士
  上等兵
  一等兵
  二等兵



王国連合は様々な組織を統括する都合上、加盟国軍すべての階級を統一しています。
しかし指揮系統も統一できているかは別問題で、例えば師団の規模が異なる場合があります。それに起因して、連合軍を組むにも師団本部の組織図が違ったり、そもそも指揮する将軍の階級が異なることもあります。
シンプルな編制にするためにある階級を使わない軍、指揮権をはっきりさせるために階級にうるさい軍など、加盟国同士でもドクトリン(戦いに対する考え方)が異なる連合軍です。
参考にしているのはNATO軍、人民解放軍、朝鮮人民軍などです。


さて、瑞穂は宗教国家ですが、宗教指導者にも階級があります。
特に瑞穂では、政治と宗教が融合しているため、宗教上の位階がどの程度政治に口が出せるかに関わってきます。

そして、司祭以上の階級になりたければ、神学校を卒業する必要があります。宝塚〇劇団並みに厳しく狭き門です。
そして、功績が認められると、枢機卿という資格がもらえます。
ただ枢機卿の中には、少数ですが助祭でありながら知識と品性が認められ叙階される者がいます。高校生が推薦を受けて博士号を取得するようなイメージです。



司教枢機卿
司祭枢機卿
助祭枢機卿

総大司教
 大司教
  司教
主任司祭
  司祭
  助祭長
  助祭
 副助祭
  侍者



また、瑞穂貴族にも階級があります。
西洋貴族はどの土地を治めているかで貴族の称号が与えられますが、瑞穂貴族は先祖代々の貴族の家系に生まれるか、教皇に認められるほどの功績を立てないと貴族になれません。
また、単純な家柄の強さを計るための階級なので、貴族という立場であれば後の権力はあまり変わりません。
そのため階級を細分化する必要もなく、シンプルです。
貴族は自動的に各都道府県の知事としての地位が与えられます。



公爵
侯爵
伯爵
子爵
男爵



また、瑞穂には立法府として国会があり、枢機院と貴族院からなる二院制の全国規模の議会です。
枢機院の議員は枢機卿としての叙階を受けた者、貴族院の議員は貴族家の代表(主に当主)の者と定められています。
なお、貴族でいながら聖職者としての叙階を受けることも可能です。枢機卿の資格を持つ場合、国会で両院に出席できます。

教皇は、まさに両方の資格がある者から選ばれます。
家柄がよく、枢機卿の資格を持つ人物が教皇を務める場合が大半です。どうしても条件を満たす人がいなければ、貴族でなくてもいいとして枢機卿の中から選ばれます。


正直、この瑞穂の政治体制を考えるのが大変でした……。
八百万教のヒエラルキーのモデルになっているのはカトリック教ですが、キリスト教には様々な宗派があり、それぞれ独自の階級制度があります。
カトリックには首都大司教や補佐司教などの階級もありますが、省きました。
実際教会を運用する際には必要かもしれませんが、分かりやすくさせてもらいました。

もっと言うと、神道の神職、祭主・宮司・権宮司・禰宜・権禰宜としようかと思ったのですが、八百万教があまりに神道に似ていると実際の教理が誤解されかねないと思い、全く別組織とするために混ぜ合わせました。



他にもややこしい設定があれば、解説していきたいと思います。
分からないことがあればコメントをくださればと思います。よろしくお願いいたします。

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