ヤオロズ防衛戦を経て五尾に覚醒し、稲尾善三直伝の活殺結界をマスターした。44歳にして旧武闘派・現総長レベルに成長した少年。
その行動原理は「妻と家族を守ること」であり、燈真と同じ「防人タイプ」に分類される退魔師。
活殺結界は空間の断層を挟むことで完全な防御と絶対の攻撃を可能とし、「絶対攻撃結界・矛」によって得られる破壊力は、椿姫の全力の狐火すら耐える、戦鬼神(いくさきじん)解放状態の燈真の肉体を断ち切るほど。
そして「絶対防御結界・盾」によって得られる防御力は大瀧蓮の雷速突進すら完全に防ぎきる。また、神代術式に対しても凄まじい防御力を示し、嶺慈や蕾花の術でさえ一撃突破は不可能。
彼を忌兵隊に加えるべきでは? という話もすでに大きくなっており、竜胆は「子育てが落ち着いてからにさせて」と柊に頼み込んでいる。
ちなみに本人は子供にも厳しく接すると言っているが、菘をはじめとする子供達への態度から察するに、燈真並みの子煩悩になることは目に見えている。
愛妻家で、妻以外を抱かないと誓い、遊郭にも通わない。というよりは性欲がそこまでない。
兄・蕾花に対して手厳しい発言を繰り返すが、一方で一匹の妖狐として素直に尊敬しており、なんだかんだで慕っている。
燈真を尊敬する妖怪として挙げており、それは彼が妖怪として目覚める前に身を挺して魍魎から守ってくれたから。竜胆の行動原理を作った男が燈真である。
菘からは「うまれるせいべつ、まちがえたんじゃない?」とイジられるほどの美形であり、実際蕾花からはたびたび女体化を要望される。
竜胆「かっこいい説明文に添える写真がこれってどうなの?」
蕾花「ブロマイドの没写真を供養しようと思って」
燈真「女に化けさせた挙句没って鬼かお前は」