ラクリエード

ほぼ毎日を描くことを目標に。 物語の断片を、思い描いたことをかいて、かいて。 ※ほぼ毎日お昼あたりに更新 ※内容は毎話、異なりますが、連番ものは関連性、あるいは連続性があります…

気づけば異世界。 「ようこそ、お越しくださいました、異世界からの勇者様」 そこから始まった物語は、 「どうか、魔王を倒してくださいませ」 そう幕を開ける。 そして、魔王を目の前…

　魔王は、現界に何度もよみがえる。 　そのたびに、討ち倒す者が現れ、世界に平和をもたらした。 　つかの間の平和と分かっていても、何度も彼らは宴を催し、喜んだ。 　そして、魔王が…

日々、研鑽を積むしかないものですが、疲れた時には少し休みましょう。 自主企画とか、ちょっとしたものとか、見ていってくださいね。

人も獣も竜も、集う。 世界の中心にそびえる大樹へ。 数多の植物が絡み合う大樹は、待つ。 彼らが空を見上げ、ささやくことを。 ※本編「世界樹の市場」の外伝・異説の短編集となりま…

　終わらぬ旅。続く旅。 　いつまでも続く、この娯楽。 　あるとき、旅する彼らはこう思うことだろう。 「この旅に、終わりはあるのだろうか」と。 ※KAC2021-10「ゴール」

ソロ。それは単独で行うこと。 ソロ焼肉。ソロキャンプ。ソロライブ。ソロパーティ。 挙げればないキリのないこのテーマ。 いや、ここで思い出してほしい。 もっと身近に、我らの「ソロ…

尊い。たった四文字。 なかなか、なんでもかんでも「尊い」だなんて言えない、そこのあなた。 もっと気軽に、言っていいんですよ？ ※KAC2021-8「尊い」

　もし、そこのお方。 　真夜中の道で、そう声をかけられたとき、あなたはどうしますか？ 　声の主は30代の女性のようです。 　帰り道に困っているようですが……？ ※KAC2021…

　いらっしゃいませ。どういったものをお探しでしょうか？ 　ふむふむ、その本でしたら、伝記とかファンタジーの棚ですね。 　あ、そうだ。こんなお話をご存じですか？ 　その本って、元は…

　あなたはスマホを、何気なく使っているでしょうか。 　一人一台、自分のために使っていることでしょう。 　では、二台、三台どころではない数を持っている人は、どんな人でしょうか？ 　…

　旅行から帰ってくると、誰も返事をくれることはなかった。しかしバタバタといつもの場所から音が聞こえることから、姉だけはいるのだろうと、お土産を持って部屋を訪ねる。 　そこには、真…

　ある世界に、優れた魔法使いたちがいました。 　師匠と呼ばれ、多くの弟子を受けいれていました。 　しかし彼らはあらゆる魔法の質問に、答えました。 　魔法を使うといい。 ※KA…

あの子はいつも走ってる。 がむしゃらに、時折立ち止まったり、戻ったりすることはあるけれど。 きっとあの子は、こんなふうに走ってる ※最後に「あの子」の回答あり ※KAC2021…

　いつもと同じ仕事を、いつもと違う場所でやる。 　めまぐるしく変わる環境の中で、やれることをやることしかできない。 　そんな中、一杯のコーヒーをすすろうとする。 ※KAC202…

　勇者よ、魔王を倒してくるのじゃ。そして姫を助けてはもらえんか？ 　その一言は、世界の実力者を勇者として名乗らせた。そして王は漏れなく、ひとりずつ彼らを勇者と任命し、送り出した。…

魔法の紅竜と、遺産の青竜の日々。 獣、竜、人の、市場で生活する王様。 移動魔法のドラゴンと、大地の迷宮のドラゴン。 腰を落ち着けた、飛竜と元傭兵の竜。 世界の真ん中に、それはそ…

一振りの刀を携えた少年は一人、山を上る。 そこは、あまり人の立ち入らない山。なぜなら、人々にはそんな余裕はないからだ。 少年は迷わず、ぽっかりと空いた穴ぐらに ハクダ と声をあげ…

幼い頃から一緒だった親友であり、同僚でもある彼が、ある日突然、仕事を辞めて姿を消した。 きっと実家の宿へ帰ったのだろう。根拠も理由もないが、そう思い当たり、故郷へと帰省することに…

人間の女性、彼菜（ヒナ）は、神だと名乗る、万芽（バンガ）に連れられて、ただ暗い世界へと向かう。 彼菜はただ、万芽に従い、歩いていく。