皆さん、こんにちは。
『カクヨム作品の感想文』を更新しましたので、お知らせいたします。私の感想文は読んでも読まなくてもどっちでもいいですが、紹介した作品が少しでも多くの方の目に入るように、こちらでも情報発信しています🐻
〇作品 『たったひとつの「ものさし」』
https://kakuyomu.jp/works/16816927861713543270 〇作者 小烏 つむぎさん
〇作品のテーマ〇
この作品のテーマはタイトルにある通り、「たったひとつの『ものさし』」です。
物語などのテーマとしてでてくる「ものさし」という言葉は、「何かしらの基準」を指します。
今回紹介する作品では、森に住む「熊」を主人公として、ほかの動物たちとのかかわりを交えながら、「たったひとつの『ものさし』を押し付けるとどうなるか」ということを描いています。
柔らかい語り口の童話なので、すっと入る内容ですが、読んでいくときっと誰しもがはっとする内容になっていると思います。
特にこの作品では「熊からみた正義」が描かれています。「正義」っていいもののようですが、これも押し付けてしまえば相手にとっては苦しいものになります。
さて「熊」は、どうして自分の「ものさし」を相手に押し付けてしまったのでしょうか。そして、押し付けられた相手は……?
気になった方は、この物語の最後に何が待っているか、読んでみてはいかがでしょうか。
〇紹介者一言メモ〇
この作品のいいところは、ただ「一つのものさしを押し付ける」ということで終わらないところ。
「熊」がそれまでに築《きず》いてきた、周囲の動物たちとの信頼のお陰で、「熊」はやってしまった己の過《あやま》ちから救われるのです。
人によっては、「そんなの甘い考えだ」とおっしゃる方もいるかもしれません。でも、童話にはこういう優しさも必要なんじゃないかと思いますし、作者さんなりの「一つのものさし」のことを考えた読者への「ご褒美《ほうび》」のような気もします。
ですからきっと、読んだ方は優しい読後感を得られるかと思います。
私の詳しい感想は『カクヨム作品の感想文』の第36話に掲載しています。(近況ノートと内容が違います)
お読みになる場合は、下記URLからどうぞ。
「第36話 『たったひとつの「ものさし」』 小烏 つむぎさん」
https://kakuyomu.jp/works/16817330658568551380/episodes/16817330665521806019