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12/29 『カクヨム作品の感想文』を更新しました。

 皆さん、こんにちは。
『カクヨム作品の感想文』を更新しましたので、お知らせいたします。私の感想文は読んでも読まなくてもどっちでもいいですが、紹介した作品が少しでも多くの方の目に入るように、こちらでも情報発信しています🎹

〇作品 『銀の鍵のエレジー』
 https://kakuyomu.jp/works/16817330652936969622
 
〇作者 鐘古こよみさん

〇作品概要〇
 この作品は、姉妹とピアノに焦点を当てた話です。

 主人公のさほりは中学一年生。
 彼女には年子の姉・しほりがいるのですが、顔立ちもいいし、成績もいいし、ピアノもできるし、気遣いもできるし……と何でもできます。
 でも、さほりにはそれができません。姉妹なのに、さほりが持っていないものを姉が持っているため、心の中で葛藤が起きていて、素直になれないでいるのでした。

 そんなさほりですが、彼女にしかできないことがあります。

 それが「家にあるグランドピアノと話すことができる」こと。
 さほりはそのピアノに「ベルキー」と名付け、いつも色んな話をします。
 グランドピアノなので、上品な話し方をしそうな感じがしますが、実際はお兄さんみたいな感じ。口もあまりいいとは言えないのですが、正直なところがまっすぐさを感じられて、好感が持てます。

 さほりにとって「ベルキー」は色んなことをはっきりと言うことができる相手。
 そのため、日々「ベルキー」に姉に関する愚痴を言って生活しているのですが、ある日、同級生の久壁君から「鈴木さん(=さほりのこと)のうちで、ピアノの練習をさせてほしい」と言われます。

 理由は合唱コンクールの自由曲の練習をするためなのですが、昨年しほりが弾き、学年優勝に導いたということがあったため、その曲のアドバイスをしほりにしてほしいというのです。

 断る理由がないさほりは、仕方なく久壁君と姉の間を取り持つことに。
 でも、さほりはそれを見てもやもやします。さて、それはどうしてなのか。

 さほりは自分では気づかないのですが、「ベルキー」と話しているうちに、これまで見えなかった姉の姿が見えてくるようになります。

 完璧そうに見える人に対して、嫉妬のような、羨ましさへの葛藤のような、そんな感情を持っている方がこの作品を読んだとき、もしかすると「自分の思い込みかもしれない」と思えるかもしれません。

 ちょっぴり悲しさもあるお話ですが、さほりが前を向いて進む爽やかなお話です。気になった方は是非読んでみてはいかがでしょうか。


 私の詳しい感想は『カクヨム作品の感想文』の第30話に掲載しています。(近況ノートと内容が違います)
 お読みになる場合は、下記URLからどうぞ。
「第30話 『銀の鍵のエレジー』 鐘古こよみさん」
https://kakuyomu.jp/works/16817330658568551380/episodes/16817330662076379082

3件のコメント

  • 彩霞さん、拙作をご紹介いただいて、ありがとうございます<(_ _)>
    カクヨム登録よりかなり前に書いた古い作品なのですが、こうして目に留めていただけてとっても嬉しいです♪
    丁寧に作品世界を伝えてくださるレビューコメントも、本当にありがとうございます(*´ω`*)
  • こよみさん

    いえいえ~、こちらこそ訪問&お読みくださり嬉しいです!

    >カクヨム登録よりかなり前に書いた古い作品~
    そうなのですね。言われてみると、確かに今の作品のほうが成熟度が高い感じがしますが、『銀の鍵とエレジー』にはこよみさんらしい筆致がありますし、表現の上手さはここでも発揮されているなと感じます。

    >丁寧に作品世界を伝えてくださるレビューコメント~
    色々考えてのレビューだったのですが、そういっていただきほっとしております。

    こちらこそ温かなコメントをくださりありがとうございます!(*´ `)
  • 「いいね」してくださった皆さん、ありがとうございます (*´ `*)✧ °
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