烏羽族は人の体に、黒い翼を持っている。 真夜中、屋根を突き破って落ちてきた少女を、生きるのに疲れた少年が看取る話。

「俺さ、転生者なんだ」 　杯を傾けながら男は、唐突に言った。 　──勇者であるセレノアには相棒の男がいる、幼馴染でもある彼に「話がある」と酒場へ誘われた彼女だったが……。 …

　立ち入り禁止の屋上で、頭のおかしなきみはにへらと笑いながら言った。 　 　こういう時ってありましたよねっていう短編、タイトルは適当です。 　ぼくがきみと一緒に覗いたのは、ありふ…

　月明かりに照らされた草原の上に、死体が一つ横たわっていた。 　＊勢いで書いて飽きちゃったので供養投稿、描写が少しキツめ。

染物屋の息子と、疎開してきた女の話。

　竜が孵化するところが書きたかった、手癖短編。 　人間はおまけというか関係ない。

灰だらけの廃墟の奥で、黒い怪物を拾った少女の話。 人類が皆滅んだ後、何故か生き残った少女と人類が滅ぶ元凶を作った地球外生命体の幼体、何でか一緒にいるふたり。 結構前に骨組みだけ…

　特定の異種族の女を抱かないと死ねない呪いを掛けられた男の話。

夏なので。蝉の生態はエアプです。 メスの蝉、鳴かないらしくて笑う。