オールシー・ブライム
この物語のワトソン役です。しかしどうもあまり、ワトソンらしくありません。主人公の王女プランタンを警護している、王宮省のシークレットサービスという身分です。
基本的に人が良く、どこかのんびりしたところのある美少年。「美しさ」を嫉視する他人をけん制するため、超然とふるまうことがあります。しかし周囲にはこの「超然としている態度」が反感を呼ぶことも。「け。すかしやがって」というわけです。
この「美しさ」というのは、周囲の人に吸引と反発という正反対の作用をもたらします。今回の事件でもオールシーはそのことで苦しむことになります。
探偵役の王女の推理はときに無理筋で、強引なので、彼はそのアラを探すのを楽しみにしています。仕事の性格上、スーツをびしっと着こなしていることが多いですね。