お菓子殿下の甘い彼女~お菓子のあてにしないでください!~
https://kakuyomu.jp/works/16818093083360747051この2は一気にいってしまいましょうか。
レディングス、ニミル、リーティ、ルカラス、トラウ、アークオ、騎士クリズ
七名ですね。後半の五名は名前しか出ず、主な役目はニミルを自害させる役所です。
さてレディングスから行きましょう。
彼は出会い方最悪なところか出てきます。
あの意図は、本気で探している半分わざと騒がせています。
元々素行があまりよろしくないレディングスは情の厚い男です。なので、クエ国の大臣たちの処刑が決まっていたのに対して、まだリーベルがいない、早めに全員を処刑すべきと思っていたんですね。
彼はアルフガルドの軍におり、溶けた巨人の中身、人々を見ているのもあります。巨人の中身は半分に溶けていたり顔が分からず、腕もなく、大人も子どもも、酷い状況でした。
そのため、リーベルを探していたのです。
わざと騒いだのは注目度をあげて密偵がいたら、すぐに対処できるようにでした。怖くて逃げ出すって感じですかね。
密偵がいる、と感じたのは辺境伯の逃亡させるのを防ぐ為でもありますね。
下手に逃げれば捕まえるぞ的な意図もありました。
軍人としては、理に適えばとても理性のある人です。
ではニミルを。
彼女は簡単に語れるのですが、リーベルの侍女でした。
クロゼル王の狂乱に怯え、多数の密告をして命からがら生きてきました。
もちろん、無実の人をです。その中に、リーティ、ルカラス、トラウ、アークオと比較的若い使用人やリーベルの友を犠牲にして、自分の地位を確立して「供物」にならないよう生きてきました。
罪悪感はありました。そして壊れてもいました。リーベルの助命を願ったのは本気で彼女のことを思っている半分、自分の命乞いです。
そして自分が密告した彼らが生きている事実に、今までの自分は何だったのだろう、と彼女は大臣たちと変わらず、血飛沫をあげて死にました。
リーティ、ルカラス、トラウ、アークオ、騎士クリズ
名前だけの彼らですね。
ちょっと出し過ぎたと思ったのですが、それだけニミルが密告したんだっていうのを出したくて、この人数になりました。
上記の通り、密告されて殺されそうになったところを騎士のクリズに救われ、生きています。
彼らはニミルに向かって「生きてるよ!」と安心させる為に声をあげましたが、ニミルにとっては「殺した子」たちが生きていた絶望の証明でもありました。
彼らの出番は声をあげるだけでしたが、どこかで出してあげたいですね。