本編で触れるか怪しい設定を今回は原文ママに貼る。「銀獅子」の進行に合わせて追記もする。
・影野獅音
桃城市で便利屋をやってる女鬼討師。20歳。諸事情により洛陽機関とは現在距離を置いており、それに伴い実家とも絶縁状態。
不愛想、ぶっきらぼう、不器用の3Bが揃っていて、人を寄せ付けない性格。実際人を近づけたがっていない。
ある事情から桃城市をたった一人で怪異から守っており、ギリギリ生き残れるかどうかという激戦を4年毎日繰り返した為か、理不尽なまでに高い戦闘力と、それに裏打ちされた暴力性を持つ。サイ○マみたいなもん。
戦闘スタイルは銃と刀及び徒手。
銃はShAK-12と呼ばれる突撃銃と、RSH-12という大型リボルバー拳銃。いずれも12.7×55ミリという大口径弾を使用する強力な銃。反動が非常に強力だが、獅音は1トンの衝撃でも耐久出来るため問題がない。
弾は弾頭に劣化ウランを用いて貫徹力を高めており、弾丸内部には水銀と火薬を仕込んでいる。獅音のオリジナル弾なので、名前は「シルバースペシャル」だろうか。怪異の体表は総じて強固なため、まともに撃ち抜くならこのシルバースペシャルでなければならず、また怪異に有毒な水銀を体内で拡散させる効果から非常に有用性が高い。ただし、調合難易度及び銃の反動はいちいち非常に強力なので、他の鬼討師は絶対使えない。
刀剣は小太刀の「天津風」と太刀の「薄刃陽炎」の二振りの他、手甲に1本ずつさらに小さい小刀を仕込んでいる。咄嗟の時には手甲に装着することも可。
薄刃陽炎は名前の通り非常に刀身が薄い。カッターに比べればやや厚い程度。これは怪異の肉を斬ることに特化しているため。組織の強固な怪異の肉でも、組織と組織の間に刃を走らせれば、容易に斬ることは出来るだろう、という理屈。ただし、”それが出来るなら苦労はしない”というのが獅音の本音。それでも修練と経験を重ね、その領域へ至った。
天津風は幅広の刃を持った小太刀で、繊細な刃の薄刃陽炎と違って無茶が出来る刀身なためか叩き斬りや突き刺しなどの乱暴な使い方をされることが多い。薄刃陽炎が獅音の”理性”なら、天津風は”暴力性”の象徴かもしれない。
またこれら二つは戦闘時に獅音の妖力を注入されて翡翠色へ光る。このときめちゃくちゃ硬くなってるし威力も上がっている。
獅音は戦闘時に頭髪が茶色から銀色へ変化するが、これは”浸透結界”と呼ばれる術式の影響。
浸透結界とは基本的にバリアに用いられる結界を細分化して身体に浸透させ、肉体強度を格段に跳ね上げる術式で、その強度は鋼鉄以上とされる。実質的に物理攻撃が無効になってしまうため、基本的に怪異は物理を主体とした攻撃手段しか持たないことから非常に有効な術式になっている他、戦闘時常時防御のため数の奇襲や手数の劣位にも有効。単独戦闘を生き抜くための技術と言える。
反面、常に妖力の出力の7割を浸透結界の維持に使用するため、残り3割の出力で戦闘を行わなければならない。
そのため、出力消費を抑えるように実弾武器や一癖ある刀剣を好んで使うようにしている。
超防御と高機動による徹底的な生存戦術が獅音の本当の強みと言える。
キャラクターコンセプトは”自由(リバティ)”。