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ある一生

前に、ジャックと豆の木の話をしたことを覚えているだろうか?

これはあのジャックの豆の木の、リアルバージョンだ。どうリアルかというと、ジャックには魔法の豆ではなく、言葉と行動を。勇気ではなく、お金を求める。それによって、冒険が始まるのだ。

そして、物語は円環となり、全てを手に入れたジャックを嘲笑うかのように全てを奪い去る。ジャックは、執着し、崩壊し、孤独になる。最後に待っているのは死の運命だ。

ここで面白いのは、この物語には神話原形が踏まれている。だが、主人公は神の不在を知る。これは一体どういうことなのだろうか?全くわからない。彼は、夢の中から何も持ち帰らずに髭だけ蓄えて帰ってきたものであり、そういう意味では浦島太郎になる。しかし、オイディプスでもある。う〜んそこはよくわかんない。本当にわかんない。知らなくも良いとすら思う。

とりあえず言えること、この物語は絶望の物語ではない。

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