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「最高の企画書」というのは「最高の推理小説」である

田坂広志さんの言葉だ。
会議前の1時間、準備も終えて正直やることがない。デスクには、企画書が一部おいてあり、暇だからという理由で1ページを捲る。次に、その次に手が伸びる。気がつくと、読み終わっていて、会議中もついあの企画書のことを考えてしまう。終わるとまた、気になったところを見て、止まっていた息をはいて企画書を閉じる。

誰かと話したくて仕方がない、共有したくて仕方ない。これが最高の企画書というものです。

田坂さんは、企画書は独り歩きするものだと言っています。良いものは、どうなってもずっと読まれるのでしょう。今だに昔の良書が読まれるのもそれが理由だと思います。

では、我々はこうして物語を描く人間として、逆のことを意識しなければならないのではないでしょうか?

「最高の推理小説」は「最高の企画書」であるということだ。

というわけで、しばらく田坂さんについて話すかもしれませんね。みる人がワクワクして続きを開くような文を書くには一体私たちには何が足りないのでしょう

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