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レビューお礼 第二弾

加須千花さんから拙作の「オムニ・ジェネシス 第二部」に嬉しいレビューを頂戴しましたw

オムニ・ジェネシス第一部でも凝ったレビューを投稿していただいていて、有り難い限りです.

そんな加須さんの数ある名著の中から、カクヨムコン10参加作品「遣唐使の恋」をご紹介したいと思います。

https://kakuyomu.jp/works/16818093086444140945

⭐︎⭐︎⭐︎

加須さんの作品は多く読んでいるのですが、長編の大まかな流れとしては、遣唐使のヒーローでもある大川の従士、三虎と、近衛兵の古志加の恋を描く大作「あらたまの恋、ぬばたまの夢」に始まり、大川の子供の頃の話を描いた「蘭溪ニ光ヲ和グ」へと続き、三虎と大川が助っ人で偉い人として訪れた戦地での、最強戦士とツンデレ美女の恋のお話「恋や明かさむ〜偽りの縁談〜」を経て、今回の、「遣唐使の恋」となります。

この他に、スピンオフ多数です。お気に入りのキャラのスピンオフは必ずと言っていいほどあるだろう、というぐらい様々なキャラのスピンオフがあります。

こういう流れで来ておりますが、全部を説明すると長くなってしまうので(紹介だけでも長かった 笑)、手短に行きまう 笑

この大川という人物は、奈良時代では偉い人で聡明でイケメンで強いという完璧超人でありながら、過去の思い出から恋愛とは程遠い人生を歩んできた人物であります。むしろ大抵の女は苦手で、むしろ避けています。

今までは、物語の節々で重要な役割を果たした人物ではあっても、彼が主人公だったのは子供の頃の話を描いた「蘭溪ニ光ヲ和グ」で、そこでもトラウマ級の出来事があった話ぐらいで、ハッピー恋愛とは無縁…だったところ、ここに来て、「あの」大川が主人公の、しかも遣唐使という誰もが知るような歴史的事象に基づき、まるで一緒に旅行に出かけたようなワクワク感もある中での、困難を超えて成就してゆく恋愛話。

面白くないわけないですねw

2件のコメント

  • こんばんは

    わー、素敵なご紹介、ありがとうございます!
    とても凝ってる!
    拙作への深い理解と、長編を全部ご覧いただいてるゆえの、ご紹介。とってもありがたいです!

    そう、大川は、ずっと脇役で、「蘭契ニ光ヲ和グ」でも、主役なのに不憫度のほうが大きかった男です。
    「遣唐使の恋」で、ようやっと、彼を幸せにしてあげる……物語に……なって……いますよ(だんだん小声になる)

    ご紹介、とてもありがたいです、訂正というより、多分、うまく伝わっていないのかな、と思いまして、一点、申し上げます。

    「蘭契(らんけい)」
    心を許しあった友人のまじわり。
    その美しさを蘭の香りにたとえて言う。其臭如蘭(そのシュウランのごとし)易経に基づく。

    そこから、万葉集にちょこっとそえられている漢文のなかに、「蘭契光和」という一文がありまして。
    蘭契が、和らぐ光りにあふれている、という意味です。
    大川と三虎の主従関係をあらわしています。

    という事なんですよ〜。わかりづらいタイトルで申しわけありません。タイトル、趣味に走っております。(きっぱり)

  • 加須さん、喜んでもらえてよかったです。

    ほうほう、大川と三虎の主従関係の事を指すタイトルだったわけですね。しかも、自分ちょっとタイトルの字を書き間違えていたので、直しておきますねw
    私としては最後の方を掻っ攫ったあのカップルがパワフル過ぎたので、そちらにあまり着目していなかったかもですね 笑
    でも、蘭溪ニ〜は長編では短い方だけど、不思議と一番印象に残っている作品でもあります。最初に読んだ作品でもありますね。
    遣唐使の恋が、一番ワクワク感はありますがw
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