【執筆中のつぶやき】
小説の中で、「女装」「男装」といった「異性装」は、わりと人気のネタ(イベント)なのではないかと思います。
そして、高確率で、「まさか、男性(女性)だったとは!?」と驚かれるような、美しい仕上がりということになっています。
では、リアルな異性装は……?
私の大学時代。合宿の飲み会の余興として、ある女の先輩が「そうだ、細身の男子2人に女装をしてもらおう」と、突然、謎の企画を立てました。
というわけで、以下は、とあるリアルな女装のレポートです。
(W先輩、M君、その節は、お疲れ様でした……)
・(むかつくことに)ウェストは、まったく問題ない。
細身の男性にモデルさん(犠牲者)になってもらったので、ウェストはまったく問題がありませんでした。
・むしろ、胸がひっかかる。
男性ですので、凹凸はありません。しかし、意外に胸板が厚いのです。
その結果、ノリで用意されたチャイナドレスの胸のボタンが、ぶちっといきました。
創作物では、よく「胸に詰め物をする」というくだりがありますが、そんな余裕など、どこにもありません!
(もちろん、服のデザインにも依ると思います)
・これは盲点! ネックレスの鎖の長さが足りない!
アクセサリー。ネックレスなら単に身につければいいだろう、と思ったら、大間違い! 男女では首周りが全然違うのです!
いくら細身であっても、男性の首は、女性と比べて、かなり太い。
無理に付けたら、まるで首輪に……。
・化粧は、上手い人がやれば、美しく仕上がる。
当然といえば当然のような。
ただし、直前にヒゲを剃り直したほうが、お化粧ののりが良いようです。
W先輩自ら「えっと、朝、剃ったけど、もう一回、剃ってこようか?」と、仰ってくださったときには、こんな悪ふざけに真面目に付き合ってくださる先輩が聖人君子に見えました。
そして、出来栄えは――。
……キレイなんだけど、やっぱり、男だと分かるよね……?
勿論、飲み会の余興程度ではなく、もっと本格的になものになれば、ころっと騙されるような絶世の美女に仕上がるのだと思います。
しかし、付け焼き刃ですと、やはり、「そこそこ」なんじゃないかなぁ……と。
なお、女装をしなくても、「髪が長い」だけで、女性に間違われるというレポートもあります。
とある長髪男子くん(16歳)が、【男子校の制服】を着ていたのに、「ちょっと、そこのお姉さん」と呼ばれたそうです。
ナンパではなくて、おばあさんに道を聞かれただけだそうですが。
中肉中背(身長170cm、体重65kgくらい。細くはない。むしろガタイがいい)なのですが、それでも、髪が長いと女の子に見えるらしい……。
リアルなレポート、執筆のお役には立ちませんねぇ。
やはり、小説(創作)上では、女装の結果は「素晴らしい美女」に仕上がらなければならないと思います。
そして、拙作ですが、今回、主人公氏が女装してくれます↓
【更新予定】
『ルイリン』へと、華麗なる変身を遂げたルイフォン。
ヤンイェンに会うため、いざ、王宮へ――!
対面は叶ったものの、女王はヤンイェンに頼りっきり。
頼りない女王を置いてヤンイェンと別室に移るのは、どう考えても難しく……。
女王……、使えねぇ……!
『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517 第三部 海誓山盟 第三章 金殿玉楼の閣で
2.高楼の雲上人たち-1
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517/episodes/16818093075646680586 (公開時間になりましたら、アクセスできます)
明日、金曜日 20:20 投稿します。
※第三部 第三章は、
2024年7月5日 ~ 2024年9月6日 毎週金曜日 20:20 定期更新です。
【制作ノート】
以下、恒例の執筆裏話「制作ノート」です。
(少しネタバレを含むため、スペースを空けます)
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「新キャラ登場……ではない」
ついに、ヤンイェン&女王が登場しました。
ですが、このふたりは、ずっと前から存在を明かされているので、新キャラではない……と、思っております。
ヤンイェンの名前が初めて出てきたのは、第二部 第二章の会議中です。
女王に至っては、第一部 第一章で、「この国の王は、十五歳の少女」と出ております。
つまり、新キャラではない!
長い話である上に、登場人物が多かったら、ややこしくて大変――と思い、『デヴァイン・シンフォニア』では、固有名詞のついたキャラを極限まで減らし、更に、「第二部 第二章の会議中」にヤンイェンが出てきたのを最後に、新キャラは登場していないのです(たぶん)。
…………でも、やはり、「新キャラ」って印象ですよねぇ……。
ともかく、これから、ヤンイェン&女王をよろしくお願いいたします。
【次回予告】
ヤンイェンに案内された隣室は、控え室のような場所だった。
これで、やっと、ふたりきりで会話ができる。
長いこと待っていた、この対面。
そして、話は意外な方向から始まった。
『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517 第三部 海誓山盟 第三章 金殿玉楼の閣で
2.高楼の雲上人たち-2
よろしくお願いいたします。