コカ

僕は、早々と理解していた。 自分が、『僕』という物語の主人公ではないことを。そして誰かの物語の『モブ』であることを。 だから、せめて他の物語を邪魔しないよう、モブである事に誇りを…

あたりまえの放課後、珍しくもないコンビニ、どこにでもいそうな高校生が二人。 自分の運命に挑む少年と、それに付き合わされる少女の話。

「――ねぇ、キモオタ」 　勝手知ったる行きつけのコンビニで、ちょうどお目当ての商品に手を伸ばしたところ。――思えば、それが彼女から贈られた最初の言葉だった。

勇者の予備の予備としてムリヤリ異世界へと連れてこられた男子高校生が、しょぼいなりにも頑張って、クソザコだと自覚しながらも仲間達と力を合わせ魔王に立ち向かう。

『僕』が朝起きると、枕元に『天使』がいた。 彼女は自分の事を『悪魔』だと名乗り、なにやらドヤ顔で「負債を回収します」と、そう宣った。 どういうことだと問う『僕』と、どこか憎めない…

『サクラ』とついた誰某が、自由気ままに不思議を起こす。 今度も、とある場所で出会った少女に気まぐれに手を貸した。 ※※※ 春先に、どこかで見た『サクラサク』というお題からです…

この町には、いつの頃からか一つの噂が流れていた。 噂。――友達になってくれる少女がいる。その娘はどんな相談にも乗ってくれ、力を貸してくれる。 しかも何の見返りも要求してはこない。…

無職で自堕落な親父が、今度授業参観に来ることになった。 イヤでイヤでたまらない主人公だったけど、どうしようもないまま、ちょっと特殊な面々の集まる中、ついにあの親父の姿が見えた。

ある夏の日。ひと組の男女が、夜空を見上げて……。どこにでもあるような、そんなお話。

雨が降ったそんな日の、傘が繋いだ二人のお話。

ひとり勝手に勘違いして大慌て。約束をすっぽかしたまんま、六畳一間のボロアパートに帰ってきた男子大学生の話。

母親のお使いに出た帰り、そんなのんびりとした昼下がり。 ※※※※※ 主人公が、とても下品なことをしますのでお気をつけて。

ある春の日。 男子高校生が、必死になって　“　ウソ　”　を　“　ホント　”　にするため足掻く。そんなお話。 ※※※※※※※※※※※※ 少し前に書いた、『　嘘告白は今日と…

可愛い美少女たちのヘタクソなアピールに翻弄される、そんな男主人公の『　隣　』にいる男子目線でみる一日。

ある春の日。 高校生の男女が笑いながら　“　ウソ　”　をつきあう。そんな特別な日。

ずっと好きだった幼なじみが、今度告白すると言い出した。 僕は悲しくて仕方なかったのだけど、涙をこらえて、大好きな彼女の前では、カッコつけようと決意した。 ※※※※※ 皆さ…

バレンタインデーにチョコがひとつももらえなかった。そんな男子高校生の話。 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 以前、他サイトで書いたお話ですが、ちょうどバレンタイン…