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女性教育の悲劇

 人間の成長には、どうしても男女差が存在する。

 小学校高学年から中学生ぐらいの時期が女性の成長期のピークであり、中学から高校ぐらいの時期が男性の成長期のピークである。

 女性は、小学校高学年から中学生ぐらいの時期の一番能力が向上する時期に成長が遅い男性に合わせた進度での教育が行われ、適切な内容の教育が受けられていない。それでいて、成長が鈍ってきた中学から高校ぐらいの時期に成長が速い男性に合わせた進度での教育が行われ、適切な内容の教育が受けられていない。結果として不適切な進度で不適切な教育が行われているのが現実である。

 習熟度別に最適な進度で効率よく教育するのであれば、本来、男女別に教育を行った方が効率的なのだ。習熟度に関係なく同じ学年で同じ内容を教育すること自体が不適切である。適切な時期に適切な進度で教育が行われれば、女性の能力はより向上し、その能力にふさわしい地位を得られるようになるだろう。横並びの同調ほど、不平等で不公正なものはない。

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