効率重視の競争社会なので、自分らしくやりたいとか、自分のペースでやりたいといった人には、合わないのです。そう望んだところで、それを許す社会ではないし、成績不良で排除される。だから、個人主義で、自分中心でいたい人ほど悲惨な状態になる。
でも、協調したくても、できるペースでできるようにしかできないというのが個人の能力だし、横並びで実力以上のものを要求されても無駄なのである。個人の能力について、努力で克服できる部分は無限ではない。ある人ができることが、別の人にはできないなんてことは当然なことなのです。
まず平等という言葉を忘れたほうがいい。世の中は平等ではないのです。たとえ法律による扱いが平等であっても、人間関係や個人の能力まで平等であるわけがない。個人に能力差があるということは認めた方がいい。