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五感の記憶。

 最近PCを新調したことに加え、ヘッドホンも買って音楽を聴きながら執筆をしています。前までは歌詞を聞いちゃうし聴きながらなんて私は無理だなと思ってたんですが、狭い家で隣の部屋ではテレビが点いてるみたいな状況が日常になると、その音の方が耳障りというか気が散る要因になるんです。それに比べてヘッドホンで好きな曲を聞きながらだとBGM にも気分転換にもなって大変優秀であるということに気が付きまして。ちなみに書いている時に音がないのが嫌なタイプなので、それまではインストゥルメンタルな曲とか洋楽を流してました。
 もう一つ気が付いたことがありまして、結構聞く音楽に偏りがあるというか保守的というか、好きなアーティストのものは網羅してますがそれ以外のところは新しい曲よりか昔聴いてたお気に入りのとか懐かしさを求めて聴くみたいなのが多いんです。そうすると何が良いかというと、今書いている『僕らのマズルカ』なんかは中学生が主人公で、自分がその当時聴いてた曲を聴きながら書くと当時の感覚とか空気を思い出すことができるんです。
 曲や匂いや場所といった五感が関わっているものの記憶ってなんであんなに鮮明で強烈なんでしょうか?意識的に思い出そうとしなくても聞いたり嗅いだり見るだけでぶわっと襲ってくる、あの感じ。
不思議です。

読んでくださった全ての人へ、愛をこめて。

清水 円
 

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