ハイファンタジー『氷結の魔術師』のスピンオフ作品、『雫の追憶』。しばらく更新を止めていたのですが、先日から第二編目の公開を始めました。
第二編目のタイトルは「闇の魔術師」。第一編「雫の追憶」の主役であるレイクではなく、別の人物が主役の全く別の物語です。その主役とは誰か?四元素全ての力を司る魔術師、といえば、本編をお読みになった方であれば誰のことかわかるかもしれません。
このスピンオフ、本編終了後に実施したアンケートで要望があったために書いたものです。元々は「雫」の最初の一話だけの構想しかなかったのが、考えているうちに話が膨らんでいき、「雫」は五話も書いてしまいました。「闇の魔術師」と合わせると字数は十万字弱。軽く長編ですね。でも本編では見えなかった物語の裏側を書くのは楽しかったですし、キャラクターについての理解も深まりました。『氷結の魔術師』は私にとっても思い入れの強い作品なので、別の角度から新しい物語を書けて嬉しかったです。
「雫の追憶」、「闇の魔術師」、どちらも本編に登場する悪役の裏側を描いた作品です。「雫」の方は連絡短編であり、一話だけでも楽しめます。本編未読の方でも読める内容にしていますので、少しでも興味があれば覗いてもらえると嬉しいです。さらに興味を持たれた方は、ぜひ本編も合わせてお読みになってみてください。きっと世界観や人間模様をお楽しみいただけると思います。